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インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

「JUST FOR KICKS」観た / ファッション、アート、自分を表現すること

 観まして。最高でした。

映画『JUST FOR KICKS』オフィシャルサイト

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1970年代にブレイクダンサーが支持し、その後1980年、ランDMC「MY ADIDAS」を始めヒップホップアーティストがお気に入りのスニーカーソングを作り、1990年代、マイケル・ジョーダンが登場。ミュージシャンがマーケットを引っ張っていく、ブームを作る、ということがすごく分かりやすくまとまっています。エアマックス狩りとか、日本でもあったよね……。

アーティストがクリエイションとともにもたらすのは憧れと熱狂で、そこにファンが付いて、企業とお金が付いてくるっていう美しい構造があったのだなーというのがよく分かる。これ、本当に幸せな流れですよね。ランDMCアディダスに「俺たちのおかげでアディダスの人気が復活したんだから100万ドルくれよ」ってプレゼンしたときの映像も収録されてて、最高でした。(その後、実際にアディダスはランDMCと100万ドルの契約をします!ここも最高!)
スニーカー以外でこういう発展をしてきたファッションアイテムってあるのかしらん。あったら教えてください。ランDMC、かっこよすぎでしょ……。


MY ADIDAS - The Music Video by RUN DMC ...

出てくるのはとにかくスニーカーがクレイジーなまでに大好きで、ずっとコレクションを続けている人たちばかり。「オレたちのスタイルはこれだ、オレたちのクールはこれだ!」っていうのを自信満々に語ってるのが本当に眩しい。全員が大好きなものについてキラキラと熱く語っているので観てるほうもずーっと嬉しくて、めちゃくちゃ元気が出ました。ドキュメンタリー映画好きなんですが基本的にこういう「好き」をフィーチャーしてるものはやっぱり良いな〜。

折しも去年からずっとスニーカーブームが来ているので、おさらい的な意味でも観れたのは良かったです。

 

ということでdubstronicaさんがご紹介しているようにわたしも2作ほどおすすめのドキュメンタリー載せときます。ここで紹介されてるやつも今度みる!

dubstronica.hatenablog.com

 

ハーブ&ドロシー [DVD]

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 これは観に行ったあとエントリ書いてますね。

hase0831.hatenablog.jp

郵便局員のハーブと、奥様の元司書であるドロシー。このご夫婦がコツコツとアート作品を集め、膨大なコレクションを築いて世界屈指のアートコレクターになった背景を描いている作品なのですが、本当に憧れのご夫婦です。

本作はパートナーシップについてだけでなく、芸術を愛する一市民としてどうやってアートに触れ、生活に取り込んで生きるかみたいなものを自分に引き寄せて観ることができたので、その後の自分の人生がちょっとだけ豊かになったような気がします。アートって身構えてしまうけどそうじゃなくて、「素敵だな」と思うものを手に入れて、身近に置いておくっていう、誰にでもできる、幸せを感じる一つの手段なのかなと感じました。

お互いに対する穏やかな愛情と、静かなリスペクトがそっと生活と寄り添うようにある関係。どういうパートナーシップを築きたいか、どんな夫婦になりたいか、と言われたとき挙げる一つの理想形です。

 

MOOG [DVD]

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 シンセサイザーってあるじゃないですか。むかしはキーボードのスゴイ版くらいの認識しかなかったんですが、あるとき「あれは電子楽器、つまり機械だ」ということに気付いて「えっ!機械なのに音楽を演奏できるってどういうこと?!?!」と思って興味を持っていろいろ教わって、このドキュメンタリーを知りました。観たのはつい最近なんですけど、これもやっぱり面白かった。

通常の楽器、ピアノなんかは、鍵盤に並んでる白黒の鍵を押すとなんかこうハンマーが出て、ボディの中に張られている弦を叩くわけですね。叩いた弦から音が出て、その音をあのでっかいボディの中で共鳴させることピアノの音が出るわけなんですけど、そういう「何かを叩いたら音が出る」とかじゃなくて、シンセサイザーはゼロイチの、プログラムが走っているわけで、見た目は鍵盤だけどあれは鍵盤じゃなくてスイッチで、スイッチを操ることで音を出してるんだ、というのを知ったらめちゃくちゃカッコイイなそれ!と思うようになったんですね。

音楽と数学はよくセットで語られますが、プログラムも数字でできてるという意味ではなんかこう「つながった!」みたいな感じでワクワクしたんです。

で、本作はそのシンセサイザーの生みの親である電子工学者、ロバート・ムーグ博士について描かれたドキュメンタリーです。そもそもなんでそんなこと思いつくのこの人ヤバイな!と思ってそれを知りたくて観たんですけど、何を思って開発し、どういう世界観を持った人なのか、MOOGシンセサイザーが出来たとき、人々に浸透していく過程でどんなことがあったのか、というのをいろんな人たちのインタビューも交えて紹介していくんですが、まーこのムーグ博士が最高にクールでチャーミングです。あとモーグシンセサイザーのルックスがめちゃくちゃカッコイイ。萌えます。

さらにモーグシンセサイザーを初期に使い始めた人たちの熱っぽい感じ、興奮と熱狂、みたいなものにも触れられて、とても憧れます。そういう、誰も思いつかないことを始めてみんなが尻込みするようなものを取り入れて表現しようとする人たちの自由さ、かろやかさ、かっこよさ、みたいなのが全編めじろおし。これもめちゃくちゃ元気になります。

 

今はこれがきになる!

映画『ワイルド・スタイル』公式サイト

WILD STYLE [DVD]

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興味を持ったものを掘り下げるのは楽しいですね。もし気になった作品があったらぜひ教えてください!

今日はそんな感じです。

チャオ!