インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

対話について/「話せば分かり合える」という幻想

いま長文を組み立てられないのでざっくりと。

言語の社会心理学 - 伝えたいことは伝わるのか (中公新書)

言語の社会心理学 - 伝えたいことは伝わるのか (中公新書)


↑この2冊、どちらもおもしろかったです。
「自分は空気が読めない」とか「コミュ障かも」とか悩んでる人は読むといいかも

「対話」について

誰かと面と向かっておしゃべりをするのは「会話」。
相手と自分は違うというスタート点から歩み寄れるポイントを話し合いながら探すのが「対話」。もしくは「あなたとわたしはこんなに違いますね」を相手との会話を通して確認すること。


「対話をしましょう」と理解を示すふりをして会話の席につかせ、相手をコントロールしようとするのは「対話」ではない。

「話せば分かり合える」という幻想

そして「分かり合うために対話をしましょう」ということ自体が誤りで、対話をしても他人同士が分かり合うことってかなり難しい。


ああ、我々はこんなに違うんだなというのを確認できれば充分で、分かり合う必要はない。
もちろん話してみたら分かりあえた、というのはステキなことだけど、「分かり合うこと」を目的とした会話は「分かりあえなかった」ことが判明したときに着地点を見失い収拾が面倒くさいので、最初からそこをゴールにしないほうがよい。

雪が溶けて僕たちは春を知る
同じことただ繰り返す
喋る笑う恋をする僕たちはさよならする

カメラの中でほら夢のような物語がはじまる
分かりあえやしないってことだけを分かりあうのさ


すべての言葉はさよなら−Flipper's Guitar

「対話」と「会話」と「討論」の違いについて|www.さとなお.com(さなメモ)http://www.satonao.com/archives/2012/07/post_3434.html

イケダハヤトさんの『他人を批判するときにユーモアを使うのは「卑怯」です』の感想|徳丸浩の雑記帳http://z.tokumaru.org/2013/06/blog-post_6063.html