インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

自分の意見をどう発信するかはその人の自由で一流も二流もあるかボケ

なるべく釣られないようにしているのですが、ちょっとこれは看過できぬと思い備忘。

BLOGOSのコメント欄が全体的に残念な件http://blogos.com/article/58455/

端的に言うと残念な記事には残念なコメントが付くってだけじゃね?ってことなんですが。

わたしはすごく怒りました

そもそもしっかり主張がある人は、コメント欄なんぞに書き込まず、自分のブログで書くのでしょう。ぼくも第三者のブログのコメント欄に書き込んだことはほとんどありません。

安全地帯から出ることができない二流の人たちは、コメント欄を安住の地としてしまうようです。勇気があるのなら、読み手ではなく、書き手側としてぜひ発言してほしいところです。こっちの方が楽しいですよ。

この一文にとても怒っています。
「二流」って何?ブログに書いてる自分は「一流」ってことを言いたいのかな?


わたしの勝手なポリシーなのですが、こういう「自分の気に食わない意見を言ってきた相手を見下す」言い草って、意見を発信する側が絶対にしてはいけないことだと思っているので、つい脊髄反射で「記事を書く」ボタンをクリックしてしまいました。


そして自分でブログを持たずにコメントに書き込みをする人は「勇気がない」って、どういう意味?
記事を読んで「あーあー、こいつはバカだね」と言って流す人と、少なくとも意見を持って何かしらのアクションを起こした人、いろんな読者のタイプがいると思うのですが、自分でブログを構えて意見を発信する人以外は、一切合切「勇気がないだけ」と切り捨てられてしまうの??

大事なのは、市井の人が意見を持ち自由に発信できること

わたし自身こうしてブログを書き続けているのは単純に書くことが好きだからです。


そして、こうしてゆるい意見でもいろんなことについて考えた結果をネットにアップし続けていると、思わぬリアクションがあったり、実際にわざわざ会いに来てくれる人がいたり、メールで熱い気持ちを訴えてくれて思わずもらい泣きしたり、期待していなかった嬉しい出来事もたくさんありました。


ブログのコメントを閉じない理由でも書いたのですが、

というか、どこの馬の骨すらもわかんないような人間が書いたものを、見ず知らずの、普通に生活しているだけじゃ知り合うきっかけすらないような人たちがわざわざ来てくれて読むだけじゃなく意見までくれるなんて、こんなスゴイことはないじゃないですか。


自分が書いたものへの感想を読むことができるのは、本を出版していたり、書き手として職を得ているような、ごくごく一部の方の特権だと思っていたのが、インターネットのおかげでわたしですら享受できるようになったなんて、うれしくって仕方がありません。

がすべてで、それがどんな酷いコメントでも、単なる罵声でも、何らかのリアクションを残していってくれた時点で、どこかの誰かに何か影響を与えて何かを引き出せたわけで、それってスゴイことですよ。


見当違いなコメントを受けて不快になったり落ち込んだりは、当たり前のようにしますし、そこまで人間できてないので、ぶっちゃけ「なんだよ、こいつ、ムカツクわー!」ってなったこともありますけど、それとこれとは別!

書き手がどこに書くかは書き手の自由で一流も二流もない

先日、はてなダイアラー同士でお茶をする機会がありまして、「何ではてなだったんですか?」と聞かれてハッとしたんですが、わたしはブログをどこで書くか=ブログをどんな風に見せたいか、を無意識のうちに選んでいたんだなーと再認識しました。このへんは電子書籍でも書いた気がするけど。

ブログにためになることなんて書かなくていい (impress QuickBooks)

ブログにためになることなんて書かなくていい (impress QuickBooks)


☆突然の宣伝☆


ブログサービスってはてな以外にもアメブロ、ココログライブドアブログ、FC2、JUGEMなどいろんなサービスがあって、それぞれのカラーがありますよね。

で、わたしの場合は「こういうネタで書いて、こういうリアクションが欲しいなら、ここで書くほうがいいんじゃないかなー」みたいな感じで選定して、結果はてなに落ち着いたわけなんですが、その場所ならではのコミュニティの空気とか、コメントのお作法みたいなのってあって、それがまた一つの面白さでもあるんじゃないかと思っています。
以前にSNSの企画ディレクターをしていたときに、「サービス自体の個性によって、同じ人でも書く内容やコメントの振る舞いが変わるよね」という議論をよくしていて、その経験が影響しているのかもしれません。仕事やパブリックな内容ならFacebook、趣味のコミュニティならmixi、みたいなね。


(余談:すごいどうでもいいんですけど、前に酔ったとき思いついて「アメブロちゃん…絵文字やデコメを多用するキラキラ女子。彼氏と喧嘩したり病むとアメンバー限定記事を書く」「はてなくん…ギーク。Apple大好きでガジェットを複数持ち歩く。豆知識が豊富だけど実践経験は少ない」みたいな各ブログサービスの擬人化キャラ設定みたいなのをメモして寝かせてあるので、どなたか四コマ漫画とかにしてください)


話がそれましたが、そうやっていろんなサービスがあって、もちろんブログサービスを利用せずにWPとかMTで構築するとかいろんなやり方があって、その中から選んで作って書き続けて…ってよっぽど書くのが好きじゃないと無理だと思うんです。
みなさんそんなヒマじゃないっていうか、仕事も含めて趣味とかやりたいこととかたくさんあって、でも時間は有限なんだから、優先順位がそこに振れない人がいるのは全然不思議じゃない。


でもそういう人の意見がどうでもいいかっていうとそんなこともなく、似たようなコミュニティ内での意見しか聞かないと自分自身の考え方も偏ってくるというかタコツボ化して、腐っていく一方だと思います。
イラッと来ることがあっても、まったく縁のないコミュニティから飛び込んでくる「その発想はなかった」みたいな意見をどんどん取捨選択して、考えをブラッシュアップしてくことって大事なんじゃないですかね。
それが「自分の意見を持ち、発信していく」ってことなんじゃないかな。


耳障り耳当たりのいいコメントしかいらない」って言うならそれはそちらのほうが書き手としてヘタレすぎるというか、二流なんじゃないッスかねーというのがわたしから申し上げたい意見です。
チャオ!


☆あと最近応援しているブログ「長椅子と本棚」の記事もすごく良かったので紹介しておく

ブログは論破されることに意味があるhttp://d.hatena.ne.jp/dergeist/20130320/1363797417

「disコメント書かれても、ぜんぜん悔しくないもん!!」みたいな感じが萌えますね。