インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

マウントポジションを取りたがる人の話

基本的に身近な人には本当に恵まれていて、性格がよくて明るくて自分の好きなことがあって、悩んだり迷ったりするけどそれもちゃんと自分で受け容れているような、そういう良い友人が多いのですが。
ごくごくまれに、仕事関係だったり、大きめの飲み会の席で何となく隣り合わせになったりして、びっくりするほど攻撃的な人と出会うことがあります。


やたら自慢話や薄っぺらい哲学を披露したかと思えば、急にこちらを見下したような否定的な言葉を投げてきたり、「ヤダな」と思って距離を置こうとすると追いかけてきたり、よくわからない執着をしてきたり、一体何がしたいんだろう、というようなタイプです。
こうして自分の考えや思ったことを公開し続けていると、実際に会っていない人からもそういう謎メッセージを受け取ったりして驚くことがあるのですが、やはりそういうタイプの人も、自分がいかに素晴らしい/努力してきた/苦労してきたか、を延々と披露した挙句、だからお前はダメなんだ、と攻撃してくることが多いです。


批判の意見は喜んで受けようと思って努力しているんですが、意味不明な攻撃についてはどうしても受け容れ難く、何でこの人はそんなことを言ってくるんだろう?もっと生産的な、何か違うことにエネルギーを使えばいいのに?と思うことしばしば。


ずっとそれをモヤモヤと考えていて、心のなかのカテゴライズでは、そういう人たちのことを「何かとマウントポジションを取りたがる人たち」という括りで考えていたのですが、ヒントになることがありました。


恋とセックスで幸せになる秘密

恋とセックスで幸せになる秘密


再読してみて、気付いたこと、引用。

あなたが彼とつきあっていて「二人の関係は順調で、なんの問題もない」はずなのに、「なんとなく苦しい、何かがおかしい……。でも、きっと私が高望みしてるだけだ」とか「そんな贅沢を言う私が悪いんだ」という感覚があるとしたら、彼のインチキ自己肯定に振り回されている可能性があります。

「インチキ自己肯定」をしている男ほど、他人を「支配」したがるんです。
自信満々で他人を支配している人を見たら、「この人は、本当は自己肯定できていないんだな〜」と思って、間違いないでしょう。

そういう人は相手のことを支配できなくなると、こんどは相手のことを徹底的に否定し始めます。他人を否定するということは「自分を肯定できてない」証拠です。自己肯定している人は、愛せない他人のことは(自分に迷惑がかからないかぎり)ほうっておくことができるからです。
もし彼が自己肯定していたら、あなたは「おたがいの関係」や「彼のあり方と、自分のあり方」について、苦しい思いをしていないはずなのです。


恋とセックスで幸せになる秘密 P.110より

前に読んだときにはあまりピンと来ていなかった箇所が、再読してみると「ああー!そうそう!」という納得感とともに、最近のモヤモヤがストンと腹落ちした気がしました。


この「インチキ自己肯定」という表現が本当に秀逸で、なるほどなー!と思える名づけ方なのですが、それについては実際に本書を読んでいただくとして、「何かとマウントポジションを取りたがる人たち」の謎言動の理由は、「自己肯定できていない人は相手を支配しようとする、支配できなさそうだと分かると否定しはじめる」から、という説明がしっくりきたんです。


逆を返すと、普段わたしの周りに居てくれる友人たちは、自分のことをちゃんと肯定して良いところも悪いところも受け容れているから、他人のダメなところにも理解が示せるし、それについて話しあったり意見をくれることはあっても、むやみにこちらを攻撃してきたりしないってことなんですね。


てことは、攻撃してくる相手に対してイライラして、言い返したり反発しそうになっていたわたしも、同じように自己肯定ができていなくて、そのせいで相手のことを支配しようとしていたってことなのかしらん……など自省したりもしていますが、まあそれはまた別の話として、なんだかとてもスッキリした出来事だったのでした!