※表紙画像差し替えました
書いていることはこのブログとほぼ同じですが、内容はすべて書き下ろしです。
ことの発端
2011年夏。一通のメールを受信しました。
「電子書籍で著書を出してみませんか?」
デジタルハーベスト矢野さん(面識はない)からのお誘い。
よく分からないままお会いしてみようということで時間を作っていただき、ゆるふわなお打ち合わせを経て、いろいろ状況を把握しました。
端的にいうと
- ブログ見ました
- 電子書籍を書いてくれる人を探してる
- で、書いてみない?
というお話で、最初は120%疑いの眼差しで「自費出版詐欺 被害」でGoogle検索とかしたのですが、信頼できる筋からのご紹介だったことと、実際にお会いして、いろいろとお話を伺った上で、やってみようかな、と思える内容だったので、お引き受けすることにしました。
周囲の反応
とはいえ不安で不安で仕方がなかったので、本当に信頼できるごく身内の人にだけ相談して意見を聞いてみました。その上で、このへんのことを注意してみては?というアドバイスを受けました。
- 著作権はどこまで誰が管理するのか
- 手数料はどこにどのくらいずつかかるのか
- 著者自身が費用負担する項目などはないか
このあたりを曖昧にすると、後々モメるよ、ということで、問題ないか確認の上、本格的に承諾。
とくに著作権については夫からアドバイスをかなりもらって、とても助かりました。
絞りきりすぎてカラカラ
なんやかやであっという間に秋が来て、そして第一次原稿提出締切。
最初の原稿はもう何が何やら分からないまま夢中で書いて、少しでも役に立てるようにしようとか読んでくれた方が「損した!」と思わない内容にしようと必死でした。
その後なんだかんだあり、もう一度原稿を出せるタイミングがある、ということで再度仕切りなおし。
デジカルの香月さんから「技術者が多い印象の『はてな』でなぜブログを書くことにしたのか?」など打ち合わせでいろいろ示唆に富むご意見をいただき、再度執筆しなおし。ここでおそらくほぼ書きなおした気がします。校正いただいた方にとっておは、二度手間三度手間になってしまっただろうと思い大変恐縮する。
そして最終締切が仕事のピークと重なって取り乱しつつ、一字一字を搾り出すように書ききって、カッコつける余裕もなく、赤裸々な内容のまま提出となりました。なので恥ずかしいくらい素の内容です!
スマートフォンに適した新コンセプト電子書籍「impress QuickBooks™」 第一弾10作品を2月24日より主要電子書店にて販売開始 〜今後は年間1,000タイトルを刊行予定〜|ニュースリリース | インプレスコミュニケーションズ
http://www.ips.co.jp/news/2012/02/post_8.html
というか他の著者ラインナップに比べてなんか「あんた誰?」感が強烈で恥ずかしい!ごめんなさい!でも一生懸命おもしろいと思ってもらえるよう頑張って書いた!書いたよ!
電子書籍の夜明けは遠い
そんな感じのドタバタを経て、無事に本日リリースとなりました。
【ソーシャルブック】シリーズ「ブログにためになることなんて書かなくていい」http://www.digical.co.jp/ebooks/93.html
著者:はせおやさい
発売日:2012年2月24日はせ おやさい 主婦兼ブロガー。はてな(id:hase0831)を中心に活動。Webディレクターなどを経て現在フリーランス。インターネット歴は1998年〜。気まぐれ・わがまま・飽きっぽい性格と、仕事/家庭/個人のバランスを取るべく試行錯誤している生き様をブログ「インターネットの備忘録」にて綴っています。いろんな人の話が聞きたい。
#著者名については触れないでください。
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店名 | iPhone/iPad/iPod touch対応 | 会員登録 | その他 |
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紀伊國屋書店Kinoppy | ○ | 必要 | Android/WindowsPC/SONY「Reader」対応 |
Raboo | × | 必要 | Panasonic UT-PB1/SONY「Reader」対応 |
booklive | ○ | 必要 | Android/WindowsPC対応 |
TOSHIBA BookPlace | × | 必要 | Android/WindowsPC |
本日時点で上記ストアに並んでいるようですが、なんだか購入までは、とてもとてもとても手間がかかるようで……。ストアは今後も追加予定とのことなので、随時お知らせしたいと思います。
しかしどれも会員登録が必要になったりちょっと手順が必要だったりで、面倒かもしれないのですが、その手間を費やしてもまあいいかな…と思っていただけるような内容にしたつもりです。
早速dubstronicaさんが感想を書いてくれて、とても勉強になる(内容についてではない)。
人との出会いは新しい人生の可能性だった。マジで。
人との出会いは新しい人生の可能性(話題リストつき)http://d.hatena.ne.jp/hase0831/20090211
そんな感じで、このブログを続けていたおかげで思ってもみないチャンスをもらうことが出来ました。地味に嬉しかったし、自信をもらいました。本当に本当にありがとうございます。
まずは何より読んでくださっている読者のみなさま、声をかけてくださったデジタルハーベスト矢野さん、デジカル香月さん、カリスマニュースサイト管理人まなめさん、拝むように弾いてくれ・dubstronicaさん、そして、夫に感謝!