ジェイはフライド・ポテトにするための芋をむきながら何度か肯いた。
「あんたが居なくなると寂しいよ。猿のコンビも解消だね。」ジェイはカウンターの上にかかった版画を指さしてそう言った。「鼠もきっと寂しがる。」
「うん。」
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/09/15
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夜中きゅうに思い立って、フライドポテトを揚げることにしました。フライド・ポテトって中黒いれると、村上春樹っぽくなる気がする。それはさておき、自宅で生のじゃがいもから作るフライドポテトってコツがあるんだなーと思ったので備忘。
じゃがいもの皮を剥き、親指くらいの大きさにカット
このくらいの包丁仕事には、やっぱり小型の包丁のが使いでがいいです。皮を剥いて、親指くらいの大きさでくし形にカットしたら、ざっと水で洗う程度。水に浸すタイプのやり方もあるようですが、今回はこちらで。
ラップをかけて、レンジで3分程度加熱
揚げるだけで中まで火を通すのは難儀なので、先にレンジにかけておきます。今回は小さめのじゃがいも3個で3分程度。取り出して、周りがうっすら半透明になっているor竹串がスッと入る程度ならOK。
フライパンにローズマリー
フライパンに1cm程度油を入れて、そこへ香りづけに、余ってたローズマリーを。油が冷たいうちに。これは入れなくてもいいかなと思います。ガーリックの香りをつけたいときはここで入れるといいんでしょうね。
弱火〜中火で揚げる
じゃがいもが半分くらい油から出ちゃっててもOKです。油の処理が面倒だし、こっちのほうがカラッと揚がる。火は通っているため、この工程では周囲をカリッとさせるだけでよいので、お好みの揚がり具合でどうぞ。
焦げた!!!
ありがちですがちょっと焦がしました。フライパンの中で見ている状態から、引き上げたあともう気持ち色づくので、「ちょっと早いかな?」という程度で油からあげてしまうのがいいようです。このポイントを毎回忘れるのですが、今回も忘れてしまいちょっと焦げすぎた。
熱いうちに塩を振り、ビールと一緒にどうぞ
油を切ったらまず塩を振ってお皿へ。周りがカリッとしていて、中がほくっとしたフライド・ポテトはビールとよく合いますね。村上春樹=ピスタチオというイメージがあったのですが、この感じもまた好きです。
素敵な週末を!
- 作者: 岡本一南
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
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