インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

魚のいない場所に釣り糸を垂れるべからず

この2つを読んでなんとなく感じたことを。

『なぜ中年女性は嵐が好きか』http://togetter.com/li/242938

恋をつかむために「やるべき5つのこと」|日経ウーマンオンラインhttp://wol.nikkeibp.co.jp/article/special/20111228/116780/

どっちの記事もおもしろかったです

「なぜ中年女性は嵐が好きか」で面白かったのは、「今まで生きてきた人生に影響されて推しメンが変わる」という分析で、自分の過去を懐かしがったり欠けているものを埋めるために嵐のメンバーの誰かに恋をする、というものでした。それだけ嵐メンバーの顔ぶれが個性豊か、ということなのでしょうね。わたしはもともとニノが好きでしたが最近は相葉くんの軽やかな感じが素敵と思います。


「恋をつかむためにやるべき5つのこと」は日経ウーマンらしい「ホニャララ力」(カではなく力、りょく)を5つ紹介していますが、日経ウーマンには「そんなこと、とっくにやってるわよ」という読者が多そうなのにドドンと打ち出してるところがまた面白かったです。
「この人に聞きました」欄を確認し、なるほど「婚活」というハテナな単語を生み出した白河桃子さんでしたかというので二度納得。

読んで思ったのは

両方とも面白く拝見して感じたのは、「自分が何を欲しているか」はわりと分かりやすいけど、「自分はどこにウケるか」って分かりにくいもんだなあということ。


嵐の誰が好きかで「自分に欠けているもの・求めているもの」は分かるだろうし、やるべき5つのことは「婚活という名のもとに無軌道に走らせているエネルギーをこっちに向けてみては」という提案でした。


どちらも自分主体なんですね。

分を知るって大事

今はめでたく既婚の身となりましたがわたしもそういう自分主体な人間なので、20代は「自分が好きなタイプとじゃなきゃ付き合えない」というマインドで無軌道なエネルギーを浪費していたのですが、あまりにもうまくいかないので、「このままじゃ孤独死するヤバイ」と焦って悩みぬいた結果、気付いたのが「自分はどんな人にウケがいいか」って考えたことなかったなーということでした。


美人で家柄もよくて性格もよくて…という人であればそんなこと考えなくてもいいっていうか考えるまでもなくすべての釣り堀が爆釣スポットになると思うんですけど、容姿も家柄も学歴も人並みもしくはそれ以下、かつ強烈に自己中でワガママな自分を受け入れてくれる懐の深いパートナーを見つけるためには、自分主体で探してちゃダメなんじゃないかと。
#このときもちろん「一人で生きていく方が性に合ってるんじゃないか」ということについても検討しましたが、わたしは寂しがり屋なので絶対無理、という結論に達しました。

爆釣スポットを探す

そんなことに気付きまして、「孤独死とかヤバイ」「ずっと一人で生きていける自信がない(精神的に)」という前提のもとに、自分の市場価値を一度見直し適正ラインまで下げた上でお見合いパーティに参加したり親の紹介で見合いをしたり、ありとあらゆることに挑戦してみて、「どうやらこういうタイプであれば、わたしみたいな人間を面白がってくれそうだ」というアタリをつけることができました。(詳細は秘匿します)


それでその範囲内に入った人の中から、「この人となら苦労も楽しいだろうなー」と思える人を探して、ピンポイント爆撃するという手法を取ったところ見事成功したわけですが、この「自分主体で探しても永遠にパートナーは見つからない」という諦めがなければ、今もひとりだったかもしれません。


ということで「どんなタイプにも必ず爆釣スポットはあるという希望を持ち、その場所を探すことが大事」「それ以外のところで『わたしはこういう人じゃなきゃダメだから』とガンコに釣り糸を垂れていても、ヒットすることはあまりない」という結論でこのエントリを締めくくりたいと思います。


夫いつもありがとう。