インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

和牛塩焼肉ブラックホール・楽しい思い出とおいしい記憶はセット

2月9日=ニクの日。焼肉屋さんブラックホールへ行ってきました。
ラッキーなことにお誘いいただいた日にものすごいイベントが。

新宿和牛塩焼肉ブラックホール、皆様の冷たくもあたたかいRTにより(10,000円から1RTにつき1円引き)どんどん値引きされ食べ放題&飲み放題、ついに底値の税込100円となりました!!つきましてはご予約枠を数日間に分けて電話受付させていただきます どうぞよろしくお願いいたします!
http://togetter.com/li/95835

焼肉食べ放題100円?!と思って行ってみたらお酒も飲み放題でした。
ブラックホールの経営が心配なので紹介エントリです。

新宿歌舞伎町のおいしい焼肉 | 和牛塩焼肉ブラックホール
http://iloveyakiniku.com/index.html

とはいえただの紹介だとアレなので、今回のイベントで感じたことを備忘。
#あと食べるのに必死だったのでお肉の写真がまったくありません

お店のファンを作る

今回のイベントの概要としては

  • 2月9日=肉の日にかけて、食べ放題・飲み放題を実施
  • 10,000円から1RTにつき1円引きで底値100円まで割引
  • Twitterユーザたちの加熱によりほんとに100円で食べ飲み放題実現

和牛塩焼肉ブラックホールが2月9日に開催する食べ放題において、指定のツイートを2月5日23:59までにRT(公式非公式不問)された数だけ割引という楽しい遊びです!一万円からスタートして下限は税込たったの百円!みなさんの九千九百RTでブラックホール新宿歌舞伎町店(0364576089)新宿三丁目店(0364574129)の2店舗を阿鼻叫喚に落とし込めます!ご予約は2月2日15時〜、ご予約はお電話で2月8日23:59までの受付+「RTバトルロワイヤル参加します」と必ずお伝えください!じゃないと通常料金で食べ放題に参加していただくことになりますのでくれっぐれもお忘れになりませんよう宜しくお願い致します。健闘を祈ります(我々の)
http://togetter.com/li/95412

もうね、アホですね。

ただハッシュタグ「#iloveyakiniku」で検索してみると出るわ出るわ絶賛のコメント。自分も含め、ネットユーザってこういう「アホなこと」がすごく好き、というイメージがあるのですが、ほんとにお店でやってしまったところがすごい。

100円で食べ飲み放題にしてしまってお店は赤字かもしれませんが、それと引き換えに得た「お店のファン」の価値はいかばかりか。わたしもうブラックホールだけじゃなく運営してるFIVEMISSION(http://www.fivemission.com/)のファンになりました。

「あなただけ特別」の演出

ということで迎えた当日、参加メンバーはただならぬ興奮を押さえてお店にin。ほんとに100円…。

ただ残したら9,900円の代金にすること、一部頼めないメニュー(ほんとにごく一部)があること、時間制限があることなど細かい制約もありましたがほんとに些末なこと。

この企画が面白いなあと思うのは「Twitterを見てRTした人」しか適用されず、イベントを知って予約しないとダメ、ということ。知ってるもんね、という優越感の演出がすごいなあと。

また、名物店長と言っても過言ではない清水さんが店内をまめに回って、お客さんに挨拶をしていたこと。店長はお運びをせずに、お客さんに「来てくれてありがとうございます〜!」と回り、品物が来るまでの間をつないだり、ホールのアルバイトさんをお客さんに紹介したり、「おもてなし」に力を入れていたところが素晴らしいと思いました。

http://tenchoo.jp/1822
店長マジイケメン


店長さんがわざわざ挨拶に来られて悪い気がする人はいないと思いますし、「常連さん」として扱われるのも嬉しいもの。こういうことの積み重ねが、「人に客がつく」ということなんだなあ、と実感しました。

普段からちょっとはみ出す

今回の企画、わたしがもしお店の経営者なら、とても怖くてできないと思います。常軌を逸しているし、「割引だけしてお客さんがリピートしなかったらどうしよう」と思ってしまうかもしれない。

この「普段からちょっとはみ出す」ことと、その集客を受けてからのリピートにつなげられる自信が揃ってこその企画なのだろうと思いました。実際お肉はおいしいし、食べ放題ということもあって普段は頼まないメニューに挑戦できたりして、「ああ次もまた来よう」と思えることがたくさん。

他のお店が同じことをやっても成功できるとは限りませんが、丁寧に日々Twitterをして、丁寧に接客しているからこその爆発力だったのだろうと思います。「普段」のレベルがしっかりしていたからこその企画だったのでしょう。

飲食店にとっては広告をたくさん出すよりも、「ここ美味しいんだよ!」と言って友達を誘ってきてくれる1人のお客さんのほうがはるかに大切。そのためには「はみ出した」ことをやって、お店にグッと感情を寄せてくれるお客さんを掴む、というのを実感できた日でした。


iloveyakiniku!
また行きます!