インターネットの備忘録

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「ザ・コピーライティング」自分用備忘的まとめ

現在たくさんのライターさんに関わってもらうプロジェクトを進めていて
そのとりまとめをしていただいている方からオススメなんです!と
教えていただいた「ザ・コピーライティング−心の琴線にふれる言葉の法則−」。


ザ・コピーライティング―心の琴線にふれる言葉の法則

ザ・コピーライティング―心の琴線にふれる言葉の法則


3,200円(税別)と、この手のものにしては手ごろなわりに丁寧に書かれた1冊で、
わたしも購入して手元に置いておこうと思っているのですが
章立てが多くてなにが書いてあったか忘れそうなのと、
よく使いそうな項目、自分用備忘のためまとめ。


「ザ・コピーライティング」の使えるところ

内容的にはすぐ使えるテクニック的なものがたくさんで、しかも簡潔。
たとえば第4版前書きにあるデビッド・オグルヴィによる

私はこの1つ前の第3版で学んで、コピーを書くことについていま持っている知識のほとんどを身につけた。
たとえば次のようなことだ。

に続く箇条書きからもうすでにメモしておきたい内容。

1●成功(最大限の費用対効果)へのカギは、広告のあらゆる要素を絶えずテストすることにある。
2●どう言うかより、何を言うかのほうが重要。
3●ほとんどの広告では、見出しが1番重要。
4●1番効果的な見出しは、相手の「得になる」とアピールするか、「新情報」を伝えるもの。
5●中身のない短い見出しより、何かをきちんと伝えている長い見出しのほうが効果的。
6●一般的な内容より、具体的な内容のほうが信用される。
7●短いコピーより、長いコピーのほうが説得力がある。


「そりゃそうだろ」的な内容なんですが、それがちゃんと
まとまってて、しかも細かく事例付きっていうのは、やっぱりすごい!


個人的な目次備忘

◆第5章「35の見出しの型−効果は検証済み」・「新情報」見出し−−8つの型
型1.見出しを「ご紹介」で始める
型2.見出しを「発表」で始める
型3.発表のニュアンスがある言葉を使う
型4.見出しを「新」で始める
型5.見出しを「さあ、いま、ついに」で始める
型6.見出しを「とうとう、いよいよ」で始める
型7.見出しに日付や年を入れる
型8.見出しをニュースネタ風にする


・価格に関する見出し−−5つの型
型9.価格を見出しのメインにする
型10.割引価格をメインにする
型11.特価品をメインにする
型12.支払いの簡単さをメインにする
型13.無料提供をメインにする


・情報やエピソードを提供する見出し−−2つの型
型14.役に立つ情報を提供する
型15.「エピソード」を伝える


・キーワードを使う見出し−−10の型
型16.見出しを「○○する方法」とする
型17.見出しを「どうやって、このように、どうして」とする
型18.見出しに「理由、なぜ」を入れる
型19.見出しに「どれ、どの」を入れる
型20.見出しに「他に(誰か)」を入れる
型21.見出しに「求む」を入れる
型22.見出しを「これ、この」で始める
型23.見出しの理由に「〜だから」を入れる
型24.見出しに仮定の「(もし)〜なら、(もし)〜しても」を入れる
型25.見出しに「アドバイス」という言葉を入れる


・その他の見出し−−10の型
型26.見出しを証言スタイルにする
型27.読み手を試す質問をする
型28.1ワード見出しにする
型29.2ワード見出しにする
型30.3ワード見出しにする
型31.いまはまだ買わないように伝える
型32.広告主から相手に直接語りかける
型33.特定の個人やグループに呼びかける
型34.見出しを質問形式にする
型35.ベネフィットを事実と数字で伝える

◆第11章「コピーの売り込み効果を高める20の方法」
1.現在形で相手を中心にして書く
2.小見出しをうまく使う
3.ビジュアルの下にキャプションを入れる
4.わかりやすい表現を使う
5.簡単な言葉を選ぶ
6.情報を無料提供する
7.スタイルコピーとセールスコピー
8.好奇心をそそる
9.具体的なコピーにする
10.長いコピーにする
11.実際に必要なコピー量より多めに
12.競合相手の得にもなるような表現は避ける
13.通販の手法をダイレクトメールに応用する
14.誇大コピーか控え目コピーか
15.小手先のキャッチフレーズは避ける
16.他の人の意見を聞く
17.「担当者がお伺いします」と書かない
18.通販カタログのセールスコピーを研究する
19.どの広告でもすべてを説明する
20.相手の行動を強く促す

◆第13章「こうすればもっと問い合わせが増える32の方法」
1.オファーを見出しに入れる
2.「無料」という言葉を協調する
3.オファーを小見出しに入れる
4.パンフレットやサンプルを写真で見せる
5.オファーをコピーの冒頭で説明する
6.パンフレットのタイトルで惹きつける
7.提供するパンフレットを効果的に説明する
8.パンフレットに有名人のまえがきを入れる
9.利用者の証言を入れる
10.オファーに色をつける
11.応募用紙(クーポン)を入れる
12.クーポン自体の価値を明記する
13.クーポンにもセールスコピーを入れる
14.どの広告にも応募先は2か所に入れる
15.電話番号を入れる−フリーダイヤルならなおよし
16.注文用のFAX番号を目立たせる−フリーダイヤルにしよう
17.「購入義務は一切ない」ことを協調する
18.ある種の情報は中身がわからないようにして送る
19.いますぐ行動するように促す
20.料金受取人払の返信はがきをつける
21.2つ折りクーポン(返信はがき)を入れる
22.新聞折込を利用する
23.オファーを何種類かテストしてみる
24.広告を何種類かテストしてみる
25.最適の媒体を利用する
26.いろいろな層からおいしいとこ採りする
27.最も効果的な広告サイズを選ぶ
28.長いコピーにする
29.1番効果的なシーズンを活用する
30.新聞・雑誌の1番効果的な場所に掲載する
31.通販のカギつき広告を研究する
32.結果を記録する

まだまだいっぱいあるけど

ひとまず自分用メモはこのへんで。
目次だけでもチェックリストになりそう。


なにがすごいってこれのそれぞれに対する具体例と
これ以外にもいろいろテクニックがたくさん入って3,200円(税別)。
神田昌典さんが監訳じゃなかったら、もっと早くに手に取ってたかも…。


まとめていて思いましたが、これ、一部はブログのタイトルを決めるときにも使えそうですね。


ということで最近出まくっている薄いテクニック本を買うよりは、
これをじっくり丁寧に読んだ方がいいかもなっていう1冊でした。