インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

著作権侵害については義務教育とかで教えた方がいいんじゃないか

Youtubeおよびニコニコ動画を愛用している。



最近ではニコニコ動画の利用パーセントが上がってきていて、
何でだろうと思ったところ「面白くないものも面白く観られる」
「面白いものはより面白く観られる」の一言に尽きると思った。
#お笑い動画をみんなで観ると相乗効果でより面白く思えるのと同じ?
##ちなみに最近のお気に入りはお料理作ってるとこの動画です。


それにつられて最近よくある流れが


1)ニコニコ動画で発見して観る(主にお笑い・音楽PV)

2)面白いので定期的に観にいっちゃう

3)自宅で暇なときにも観たくなる

4)いちいちPC立ち上げるのがめんどうだなあ

5)DVDで買っちゃえ


なのだけど、Youtubeと違うのは
1)で他の人のコメントを観ながら楽しむことで
なんというか楽しみ方を教えてもらいながら観られるというか、
プロレスに詳しい人とプロレスを観に行くとこんな楽しいんだ、
っていう、「自分ひとりじゃ気づかなかったおもしろさ」と出会える点。


なので1)での刷り込みがYoutubeより強くなって、
2)の流れになったり、たまにすっとばして、5)、つまり
そのままamazonに買いにいっちゃったりしている。


で、ふと思ったのだけど、年代的にわたしはまだ
気に入った映画や音楽はパッケージで買うイメージが強いけど、
情報無料世代、Youtubeニコニコ動画などの無料コンテンツが小さい頃から
身近にあたりまえにある世代がコンテンツにお金を払うことに抵抗を感じるのは
もうしょうがないんじゃないかなあということ。


だって検索してクリックすれば、画質はアレだけど
その場で、しかも無料で動画を観ることが出来るんだもん。
いちいちお店に探しに行って買って家に持って帰って観る、
しかも観てみたらハズレだった、なんてことがない。


でも翻ってコンテンツを作る側として考えると、
こんな恐ろしいことはないし、作り手が食えなくなる、
というのはとっても寂しいことだと思う。


あのアニメのOPを作るのにどれだけの人が関わって
どれだけの工程と時間を経てリリースされるのか。
あの映画が上映されるまで以下同文。
あの曲が販売されるまで以下同文。


「お米は八十八人の人手がかかるからお米とかくんだよ
だから粗末にしちゃいけないんだよ」と幼いころ祖父に
厳しく教わったわたくしですが、コンテンツも同じで、
どれだけの人の思いが乗っかってるかを知るのと知らないのとでは
やっぱり対し方が違ってくるのではと思ったりするわけです。


モノを作るには身を削る作り手が必要で、
作り手を育てるには彼らが食べていける環境が必要で、
食べていける環境を作るためにはお金が回る仕組みが必要。


もちろん無料でコンテンツが観られるというのは
一般消費者としてはとっても嬉しいことなので
そのお金は誰にどうやって払ってもらうか?
の仕組みを考えればいい。


それはもしかしたら広告クライアントなのかもしれないし
なんかどっかの若旦那パトロンなのかもしれないし、
一般ユーザのドネーションなのかもしれない。


そういう仕組みを作っていかなきゃ
モノを作る人たちが消えてしまう。
わたしの友人のCGクリエイターは
「換算すると俺たちの時給はマクドナルド以下」
とよく自嘲しているけど、そんなのって悲しい。


少なくともわたしの子供や関わる若い人たちには
そういうことを知っていて欲しいと思うし、
モノを作る人たちに対しての敬意を忘れないで欲しい。


著作権侵害の動画を血眼で削除する人がいる、
ネットの画像の削除を年中依頼している人がいる、
それってどうしてなのか、何でダメなのか、を
知っていて欲しい。


でもそういうことって仕事やきっかけがないと
知らないで終わってしまうのだろうなあと思ったので
今日の日記タイトルの結論に至ったわけでありました。


あとこんなニュースを見たせいもありますな ↓
▼ ブックオフ「著作者団体に1億円払います」
http://www.asahi.com/culture/update/0401/TKY200803310390.html


ブックオフもなくなったら困るもんなー