なんとなくダメな日でした。
読んだ漫画2つが当たりでした。
「いつかティファニーで朝食を」のマキヒロチさん。吉祥寺で不動産屋を営む双子の姉妹(ヘヴィメタ/ハードロック好き) が家を探しに来た人にいろんな街を紹介する街ブラ漫画です。元々は吉祥寺に住もうと思って物件を探しに来た人に「吉祥寺やめよっか!」と言って違う街を紹介しちゃうんですが、紹介された人がその街に決めた瞬間が毎回見開き絵になっていて、それがすごく良かった。
ああ、わたしもこういう瞬間あったな、と思いました。なんか、「あ、ここだわ」って思うと、街とか部屋の様子がキラキラッとして見えるんですよね。良い漫画でした。
もう1つがこれ。
詩人・中原中也と、評論家・小林秀雄の関係を史実とフィクションを織り交ぜて描く青春愛憎劇。中原中也、いいですよね。中原中也の愛人?恋人?であった長谷川泰子も登場して、彼らの三角関係も描かれています。読んでて途中まで谷崎潤一郎の「細君譲渡事件」とごっちゃになってしまっていたことに気付きました……。
実在の文豪が登場する漫画だと「月に吠えらんねえ」が面白かったので、その流れでこちらも買いました。「月に〜」よりはあっさりとして、軽やかな感じです。
軽いタッチだと、これも面白かったです。
漫画を読むスピードが割と早い方なので、疲れたときの逃避で猛烈に漫画を読みたくなって、バーッと買って読んでしまう癖があるようです。小説だとミステリとかSFとか。どういう仕様になってるんでしょうね。 不思議で面白いです。
ここからは弱音っていうか愚痴なんですけど、実は締切が1つ延びて、正直、期限が延びたことにホッとしてしまったんです。締切が延びたって書くものはいつか書くんだし、書きたいと思った瞬間に、その気持ちがあったかいうちにすぐ書かないと、わたしみたいに技量のない人間はダメだってわかってるのに、ホッとしてしまって、ああ、本当にダメなんだなあ……と思いました。
まあそんなときもあるよね……ということで。
それでは。