インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

在宅とノマドのいいとこ悪いとこ

http://digimaga.net/2012/06/no-nomad-working-yes-stay-indoors-working
なぜ、ノマドワーカーは自宅で働かないのか?

職場に出社する必要がなく、好きな場所で働ける場合の、それぞれのメリットデメリットを考えてみました。

    自宅    ノマド 
メリット 作業PCのスペック・ネット回線の太さ・作業するのに自分好みの机や椅子・電話が気兼ねなくできる・クライアント資料を周りの目を気にせず広げられる・追加の費用がかからない 持ち運べる荷物に制限が出るためやることを限定しやすく、適度な雑音があり集中しやすい・時間を区切りやすい・頼めば飲み物や食事が出てくる・急な打ち合わせがあっても移動しやすい
デメリット 漫画やテレビなどの誘惑がある・他人の目がないのでダラけてネットサーフィンをしてしまう・時間を区切るなど自制心が必要・自分で飲み物や食事を準備しなければいけない・フットワークが重くなりがち 電源やインターネット回線の確保が不安・クライアント資料などを広げたりするのにリスクがある・一定時間でオーダーするなど追加コストがかかる・運次第で集中できる環境が確保できない・変な人に絡まれるとテンション下がる


自宅仕事での良い点は「固定」の安定感というか、椅子や環境が変わらないので、深く集中して仕事ができるところ。電車の時間や長時間の作業で店側に迷惑がかかっていないか、余計な心配をする必要がないのがいいですよね。
ノマドでの良い点は、「制限」されることで発揮される集中力があるところ。PCやネット回線が制限されてネットサーフィンの快適さがないぶん、ノートPCだけで完結するような作業には向いていると思います。あとは手書きの作業も、外でオフライン環境を作ってやるほうが捗る気がします。


個人的にいまノマドノマドと言われていて、みんなどうやってるんだろう、と思うのは、クライアントの機密情報をどうやって守っているのかということ。


クライアントからもらった資料を表で広げてて、万が一競合企業がそれを目にしたら、とか。
隣の席に偶然座った人が近しい業界の人かどうかなんてわからないし、大きな案件ほど関わる人が増えるわけで、より危険は高まりますよね。それに本当の本当に万が一ですが、資料の1ページをどこかに忘れてきたらどうしようとか。

渋谷や新宿なんかで、歩きながら隣の人と(もしくは携帯で電話しながら)「○○(メーカー名)の××キャンペーンの件なんですけど〜」みたいな会話をしてて内容がダダ漏れになってる代理店営業マンをよく見かけますが、大丈夫なの…って思いますよね。それ聞いてるわたしが競合他社の担当で、掴んだ情報を元にした新提案したらどうするの?ってハラハラします。(首から会社のIDカードをホルダーに入れてぶら下げたまま移動してる某社の人たちも、すぐ止めたほうがいいのではと思います。余計なお世話ですが)


個人的には、会社に勤めていた頃にも半ノマドというか、空いている会議室に30分こもって集中する時間を取ったりとか、予めチームメンバーに伝えた上で外で紙に手書きのアイデア出しをする時間を作ったりしていました。
なので「会社(または仕事場である自宅)以外の場所を活用して作業効率を上げる」という方法はアリだと思っているのですが、想定しきれない・直面してないから見落としてるリスクもまだまだたくさんあるんじゃないかなって思ってます。


経営者が何のために高い固定費を払って「オフィス」を構えているか、そのメリット/デメリットは何か、を考えて、両方の「いいとこどり」を出来るといいですね!