インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

20160417

朝からすごい風でしたね。

実家で朝食と昼食を、そのあと昨日、父と一緒に作ったショートケーキを食べて自宅へ。スポーツジムでしっかりめに身体を動かしたあと銭湯へ行って、サウナへ。筋肉を使った後は冷やさないと寝付きが悪いというのを学んだので、水風呂で筋肉を冷やすことを意識するようにしてからは、だいぶ調子が良いです。

 

夜は買ってきた「痴女の誕生」を読み始め。

いや〜これがめちゃくちゃおもしろいです。第二章を読み終えたところなのですが、アダルトメディアのメインストリームになってきたジャンルを切り口に、男性の性嗜好の変遷とそれに呼応して出てきた女優さんたちを並べつつ、レンタルからセル、セルから配信みたいな媒体・流行りを絡めて分類してあって、移り変わりが分かりやすい!

それに印象や先入観だけでない視点からの記述なので、変な抵抗感もなく読み進められます。昔は「熟女好き」って言いにくい空気があったにも関わらず2015年のDMM-R18で2015年3月に発売されたAVのうち「熟女」もしくは「人妻」のタグが付けられた商品がなんと全体の30%以上もあるそうで、その流れの突端についてなど、アダルトビデオというメディアの変遷を俯瞰で知ることができる一冊。主に分析されているのは「美少女」「熟女」「素人」「痴女」「男の娘」の5ジャンルで、さらに巻末の「日本アダルトメディア年表」は1950年から2015年までの事件や流行が時系列にまとめられていて圧巻。帯コメントは高橋源一郎さん!ご興味あれば、ぜひ。

 

思わず熱くなってしまいましたが、そんな素敵な週末でした。

明日からまたがんばりましょうね。

それでは。

裸になれば何か変わるかな/渡辺ペコ「おふろどうぞ」読んだ

読んだのはちょっと前なのですが……今回も良かった〜。

おふろどうぞ

おふろどうぞ

 
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青春の一冊「智恵子抄」高村光太郎

特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE
http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/pdmagazine

 

 新学期に国語の教科書が配られたら、すぐに全部読んでしまうような子供でした。

何年生のときだったか忘れてしまいましたが、そのときもやはり国語の教科書が配られてすぐに、先生の話もそこそこに、どんなお話が載っているかワクワクしながら教科書をめくっていました。

そして、一編の詩を見つけました。それが、「レモン哀歌」でした。

 作者は高村光太郎。彫刻家であり、画家であった彼が、妻・智恵子との愛を綴った「智恵子抄」に収められていたのが、この「レモン哀歌」でした。

そんなにもあなたはレモンを待つてゐた
かなしく白くあかるい死の床で
わたしの手からとつた一つのレモンを
あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ

ーーー「レモン哀歌」智恵子抄より 

レモンの香りを「トパアズいろ」と表現するこの詩にとても心惹かれ、すぐに文庫本を買い求めました。学校の制服のジャケット、そのポケットに文庫本がぴったり収まったのをよく覚えています。

その後、わたしはこの文庫本を、何度も買うことになります。

人に贈るため買うこともありましたし、何日も持ち歩いていたせいで擦り切れてきたり、自転車の前かごにこの文庫本が入ったカバンを入れて走っていたら急に雨が降ってきて、しわしわになって泣く泣く買い直したこともありました。そのくらい、10代のわたしはこの一冊に傾倒していて、純文学への入り口を開いてくれたのも、この一冊だったように思います。

当時、母が入院がちであまり家におらず、献身的に父が支える姿を見ていたので、その両親の姿と、高村光太郎・智恵子夫婦が重なって見えたのかもしれません。「智恵子抄」を読みながら、「わたしにはわからない何かが、このふたりの間にはあるのだ」というのが、分からないなりに実感できました。わたしにとっては「お父さん」と「お母さん」なのに、ふたりの間には、それだけでない「何か」が、ある。それはとても素敵な関係のように見えましたし、そんな両親に憧れ、いつか自分もそんな伴侶を得ることができるのだろうか?と感じました。

 その後、大人になったわたしは、この「智恵子抄」を下敷きにした野田秀樹氏のお芝居「売り言葉」を観て、また違ったショックを受けるのですが、それはまた別のお話。

 

わたしにとって「青春の一冊」である「智恵子抄」は、「愛」について、初めて意識するきっかけを与えてくれた本でした。あなたの「青春の一冊」は、どんな本ですか?

智恵子抄
 

今日はそんな感じです。

チャオ!

人生を味わい尽くすために恋をする/桐谷ヨウ「でも恋」(略)読んだ

ということで、exファーレンハイトa.k.a.ファーさまこと、桐谷ヨウさんの著書「仕事ができて、小金もある。でも、恋愛だけは土俵にすら上がれてないんだ、私は。」の感想です。  

仕事ができて、小金もある。でも、恋愛だけは土俵にすら上がれてないんだ、私は。

仕事ができて、小金もある。でも、恋愛だけは土俵にすら上がれてないんだ、私は。

 

書籍タイトルが長いのでヨウさん推奨の「でも恋」を採用してみた。

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20160221/「ジャニ研!」読んだ

朝、早めに起きて洗濯物を干したら昼前後にはパリパリに乾いていて、乾燥を実感した日。

 

すすめられていた「ジャニ研!」が届いたので昨日から読んでいて、夜の外出先からの酔い覚ましにコーヒーでも飲みながらちょっと読み進めて帰ろう……と思ったら、面白すぎて一気に読み終えてしまった。

ジャニ研!: ジャニーズ文化論

ジャニ研!: ジャニーズ文化論

 

そもそもは1月の解散騒動のとき、この記事を読んで面白かった〜と言っていたら、この記事を書いた人の書籍もおもしろいよ!とジャニーズ好きの人にすすめられたのがきっかけだった。

今までのわたしの世界の中では「ジャニーズ事務所」というものはなんとなく概要を理解しているんだかしていないんだかよくわからないまま存在していたのだけれど、この本を読み終えた今は、ジャニーズ事務所とは50年以上も続いている会社であり、戦後の日本の芸能・エンタテイメント業界だけでなくテレビやコマーシャルといった他の産業にも大きな影響を与えたスゴい組織だったんだな、そしてそれはジャニー喜多川という稀有な目利き人によって牽引されてきたんだな、ということがはっきりと具体的なイメージを持って認識できた、という感じ。

大谷能生氏、速水健朗氏、矢野利裕氏の対談がまとめられている形式なので読みやすいし、くだけた感じで進行しているので、名言が多い。「戦後の日本にはマッカーサーが去ってジャニー喜多川がやってきた」とか「ディスコミュージックから夜とセックスの匂いを抜いたのがジャニーズ」とか「ジャニー喜多川がホームとしているのはブロードウェイ・ミュージカル、つんくはテレビと歌謡曲秋元康はネットを駆使しているように見えるけど実はネットをハイパーなラジオとして扱っていて、実は深夜ラジオがホームなのではないか?」とかいう考察の飛躍も面白く読んだ。

あとは知らなかった名曲が沢山あり、それが楽しかったです!


川崎麻世 レッツ・ゴー・ダンシング


郷ひろみ 君は特別 1974


恋=Do!

興味あればぜひ!

ジャニ研!: ジャニーズ文化論

ジャニ研!: ジャニーズ文化論

 

今日はそんな感じです。

チャオ! 

「働く」を考えなおしたとき読みたくなった本たち

 働きかた、働く理由、みたいなことについて考えたり振り返るときには、やっぱり人が書いた本を読むのがいいなと思ったよ、という話です。

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「隠居系男子的。〜灯台もと暮らし運営会社Wasei代表の鳥井弘文が初めて語る自分のこと〜」読んだ

献本いただきまして読了。

ちょっとめんどくさいことを、書きます。 

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