インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

雑記

ドーナツと文庫本

病院の帰りというのはどことなく気だるいもので、ご褒美として付き添いの夫と一緒にドーナツショップへ入った。甘いドーナツとカフェオレ、甘美な並びに自然と顔もゆるむ。 夫が頼んだチョコレートチョコレートしたドーナツと、自分のシュガーレイズドなドー…

2017年のできごと

しばらくブログを書いていなかったので、文章を書くぞ、というまでのハードルが上がってしまった。家にちょうどいい高さの書き物デスクがないとか、こんなこと取り立てて書くこともないかとか、なんだかんだ自分に言い訳をして年末まで来てしまったので、近…

結婚したので指輪を半自作してきた話

結婚しました。ので、結婚指輪を半自作してきました、という話です。 去る11月、良縁をいただき入籍しました。いやーめでたい。ということで結婚指輪について「旦那さまのお給料の三ヶ月分♡」とか言ってられないためいろいろ探していたところ、発見したのが…

人生のSeason2

「りっすん」さまに寄稿しました! www.e-aidem.com 今回は仕事や若い世代へ向けたアドバイスというより、プライベートよりなものを書いてみませんか、と言われて悩んだ結果こういう感じになりました。メンヘラ臭がするなどと言われていますが実際そうなんだ…

人生の使い方、主従を間違えてはいけないという話

ひさしぶりにお仕事テクニック系の寄稿をしました。 kurashigoto.me で、書いていて思ったんですけれども、こういう「時短テクニック」みたいなものを使って仕事を早く終わらせたり生産性を上げた先にいったい何があるのか、ということ。こういう記事ではあ…

ポータブル完全食「おにぎり」 #死なない杯

智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。 草枕 作者: 夏目漱石 発売日: 2012/09/27 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (4件) を見る と書いたのは夏目漱石先生ですが、猫でない吾輩ながらも日々…

銭湯とわたし

銭湯が好きになりよく行くようになって(途中、少し疎遠になった時期も含めると)、だいたい10年くらい経った。 最初は「広いお風呂に気兼ねなく入りたい」から始まり、今では「ちょっと調子が落ちぎみだな」というときピットイン感覚で行ってスッキリする、…

人見知りであってもあなた自身のよさが損なわれることはない

読みました。 hiko1985.hatenablog.com で、これに関連しそうなことを以前書いていて、今回、もう一度書いておこうと思った。 人間の在りように善も悪もないよ - インターネットの備忘録 言いたいことは2つあって、ヒコさんとほぼ同じなのですが、 人見知り…

「小さいエラー」をたくさん踏んだほうがいい

管理職の仕事って、「わたしがカバーできる範囲内でならどんどんミスっていいよ、って部下に任せて、何かあったら粛々と責任を取っていくことだよね」みたいな話をしました。 仕事の権限委譲って重要で、何かあったら責任は取るからやってみて、って思い切れ…

お花見散歩が楽しかった話

お花見シーズンですね。週末の金土日、3日連続でお花見散歩をしまして、これは最高だな、と思ったので、その話を書きます。 お花見散歩とは 場所取りなどをせず、銘々が飲み物を片手に、桜を眺めながら歩く。 今回やってみたけどそれぞれ段取りはバラバラで…

映画「ムーンライト」感想文

初日に観てきたので感想を書きます。 少し前に「牯嶺街少年殺人事件」を観ていたのですが、この両作は、心の同じ部分を刺激してくるなあと思っています。 名前はシャロン、あだ名はリトル。内気な性格で、学校ではいじめっ子たちから標的にされる日々。自分…

土曜日の午前中が好きだ

とりとめもない雑談で「いちばん幸せな時間って、土曜日の午前中のことだと思う」という話をした。土日休日の会社員になって長いが、土曜日の午前中というのは、本当に良い。わたし自身の過ごし方でいうと、だいたい溜まっていた家事(主に洗濯と掃除)を済…

「ちょうどよい距離感」な付き合いの話

言及へのお返事と雑記です。こちらで言及いただきました。ありがとうございます。これすごいわかる〜〜〜、と思いました。 satohaneru.hatenablog.com わたしもそういう付き合いがいいなと思っているというか、まあもういいトシだから、というのもあるんです…

共感と肯定、愛すること、理由を言葉にすること

言及いただいたブログへのお返事を書こうと思います。 まずこちら。 majyonan.hatenadiary.com 共通とか共感とか、大ざっぱで雑な言葉だ。違う人間だから、そんなに一緒の気持ちになったり理解はできない。とはいえ、案外単純に簡単に、スッと通じる瞬間があ…

「はざま」の領分

www.izuremo.com 書いたものにリアクションをもらうのは、とてもうれしい。ありがとうございます。 しかしこれを「ファンタジーのようでリアリティがない」と書かれてしまう状況と、「そういう状況から変われない場所が、まだまだたくさんある」という事実に…

理由がなくたって愛されていいのだ

「ほぼ日」がジャスダックで上場承認を受けたとのことで、久しぶりにサイトを見に行った。(おめでとうございます) ほぼ日刊イトイ新聞 わたしにとっての「ほぼ日」は、「いっときめちゃくちゃ夢中になったけれど、自分の価値観の変動によって気持ちに距離…

「人はもともと欠けるところのない存在である」

正確には「人はもともと想像力と才知にあふれ、欠けるところのない存在である」といい、「コーチング・バイブル」という本に載っていた言葉です。 コーチング・バイブル(第3版)―本質的な変化を呼び起こすコミュニケーション 作者: ヘンリー・キムジーハウ…

彼女たちのチェリッシュ

前回に続いて、また化粧品の話を書こうと思う。コンビニコスメが好きだ、という話を書いた。前回は化粧品というかネイルを塗る時間を作ることで、「自分のために時間を使う大切さを知った」という思い出話で締めくくった。生活の中にある「コンビニ」という…

コンビニコスメが好きだ。

美容、および化粧というものには人並みに興味をもってきたほうだと思う。元来ミーハーなので、新しいお手入れ法があると聞けば飛びついた。百均の日本酒化粧水がいいらしいと聞けば買いに走ったし、ふき取りがいいと聞けばすぐに試した。新しいマスカラや新…

2016年に見つけた、宝物にしたいブログをこっそり教えます

公開のタイミングをはかっていたら、またたく間に1月下旬になってしまいました。時の過ぎるのは早い……。 ということで、2016年に見つけて、あ、好きだな、いいな、応援したいな、と思っているブログを紹介します。紹介することにより彼女たちを見つける人が…

なんだかんだで、笑って生きてる

2016年も終わりですね。みなさま、どんな大晦日をお過ごしですか。 今年はなんだか波乱万丈で、あっという間に1年が終わった気がします。公私共に変化が大きく、あれよあれよと年末になってしまった……。2015年ほど意欲的に寄稿や書く活動ができなくて、本来…

いってらっしゃい、いってきます。

朝の電車にはいろんな人がいて、でも一定の共通点を感じさせる何かがある。それはたぶん学校や職場へ「向かう」という目的がおおよそ同じ、というのと、ある程度は自分を抑制して共同生活の中になじむための装いをしているからなのかなと思うときがある。 と…

改札にて

ホームに滑り込んだ電車から降りて、改札へ向かう。階段を降りる足元に気をつけながら改札に目をやると、迎えに来た人がスマートフォンを片手にわたしを待っているのが見える。わたしは彼の家に一人で行ったことがまだない。雨の日も晴れの日も、朝も晩も、…

「東京の女は、きれいだ」

週末、友人たちと少し遠出をした帰り、夕食の予約まであと3時間ほどあるけど、どうする、という話になった。出先で軽く飲んでやや酔いが回っている状態で、夕食は力の入ったコース料理なため、お腹のスペースも空けておきたい。そういう状況で提案されたのが…

わたしの好きな男の声の話

クタクタに疲れて駅に向かいながらイヤフォンを取り出して、耳に入れスマートフォンにジャックを差し込み再生ボタンをタップすると、好きな男の声が流れてくる。どこが好きとか何がよいとか、まったく説明ができなくて、ただ流れてくる声の振動が鼓膜を震わ…

かなしみよ横たわってわたしを喰い尽くさないで

気持ちのよい秋晴れの朝、眠れなかったので早く家を出たら駅前が混雑していて、どうやら飛び込みによる人身事故らしいと聞いて、胸をつかれました。改札の中には当分入れなさそうだったので、コンビニのコーヒーを買って時間つぶしに隣の駅まで歩く途中、見…

閉じ込めておくことはできない

金木犀の香りがする、という声をあちこちで見かけた。へえ、と思いながらも駅へ向かう道のりで確かにわたしも金木犀の香りを感じたような気がして、ああ、今年も秋が来るのだと思った。 子供の頃、通学路には様々な植物が植えてあって、その顔ぶれの移り変わ…

昔のクリスマスの思い出話をします

その年のクリスマスは一人で過ごすことが決まっていて、かといって家族の元へ帰る気にもなれず、たまにはこんな年もいいかなと思っていたのだけれど、その人がやってくるというので雨の根津で待ち合わせた。場を取り計らってくれた友人の後ろではじらいなが…

言葉になる前の世界

タイトルは入江陽さんの「わがまま」の歌詞から。 入江陽 - わがまま 今回は創作じゃないので先に宣言しておきます。わたしの「はせおやさい」という名前?ペンネーム?ハンドルネーム?を付けてくれた昔の恋人の話です。この呼び方はわたしが考えたものでは…

それより僕と踊りませんか

読みました。 zuisho.hatenadiary.jp 以前こんなことを書いた通り、わたしは誰かが書いたものを読むのが、本当に好きです。 hase0831.hatenablog.jp なぜかというと、そこにはその人の生活があり、人生があり、たとえその表現に作為があったとしても、その作…