インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

お花見・ピクニックのお役立ちグッズについて寄稿しました!

ごぶさたしておりますが元気にやってます!

ということで久しぶりの寄稿です〜。

srdk.rakuten.jp

時季的にはまさにお花見シーズンまっただ中、という感じですが、個人的には花が散ったあと、人出も落ち着いた頃にピクニックをするのが好きで、そんなときに役に立ったグッズについて紹介しています。

本文ではあまり触れてないのですが、わたしがやるピクニックそのものはゆるい感じで、「◯月◯日の12時〜16時くらい、代々木公園のこのへんにいます〜」というノリでLINEグループとかに告知して、食べものや飲みものは持ち寄り、コップとかの備品は1人頭500円くらいカンパしてください、みたいなルールでやると、すごく楽です。

この方法だと「近くまで来たからちょっとだけ顔出しました!」とか「30分くらいなら寄れるので一杯だけ飲んでく!」という感じで気軽に立ち寄ってもらえるし、「行けたら行く」勢にも「行かなきゃ……」というプレッシャーを与えにくいので、いいんじゃないかな〜と思っています。

ちなみに去年もこの方式でやって、途中でちょっと小雨がぱらついて慌てて撤収したんですが、それもそれで青春ぽくて楽しかった……。そのときの写真もみんないい顔だったので、やってよかったなあ、と思います。

 

食べものはデパ地下とかの持ち寄りが楽でいいと思いますが、「なにか作って行きたいな」と思うときは、このレシピ本がおすすめです。簡単でおいしくて、他にはあまりないようなレシピがたくさんあって、今も愛用しています。

向田邦子の手料理 (講談社のお料理BOOK)

向田邦子の手料理 (講談社のお料理BOOK)

 

「さつまいものレモン煮」「ピーマンの焼き浸し」「なすの田舎煮」なんかは作り置きしておくほうが味がしみておいしいので、前日に作って持っていっても。  

あと好評だったレシピがこれ。

三島 ゆかり 200g

三島 ゆかり 200g

 

よかったら合わせてどうぞ!

 

今日はそんな感じです。

チャオ!

ドーナツと文庫本

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病院の帰りというのはどことなく気だるいもので、ご褒美として付き添いの夫と一緒にドーナツショップへ入った。甘いドーナツとカフェオレ、甘美な並びに自然と顔もゆるむ。

夫が頼んだチョコレートチョコレートしたドーナツと、自分のシュガーレイズドなドーナツをひとくちずつ交換して、温かいカフェオレを飲むと、身体の芯にあった疲れがじんわりとほぐされる気がした。

病院は苦手だ。何より待たされるのが嫌だし、ベルトコンベアに乗せられるように次から次へと検査を受けていると、自分が単なる「姓名」というラベルを付けられたどこにでもある個体のように感じられる。事実そうだとしても、あまり楽しいものではない。

なので病院帰りは自然と無口になってしまうのだが、夫がそれを許してくれるのでとても救われている。「ぼんやりの気分?」と聞かれて「ぼんやりの気分」と答えれば、向かい合わせでもそっとして置いてくれるのは、何よりありがたい気遣いだと思う。

糖分を摂取してだいぶ疲れがまろやかになった頃、夫が「いま読んでる本、面白いんだよ」と話をしてくれる。わたしが好みそうなエピソードが書かれたエッセイ。最近は小説や実用書よりもとりとめないエッセイに気持ちが向いているので、楽しく話を聞いた。夫は「短いエピソードだから、いまちょっと読んでみてよ」とポケットから文庫本を取り出した。

夫は本の扱いが乱暴なので、カバーは外され、たくさんのドッグイヤーがつけられている。本を購入するときに少しの折り目がついているだけで他の一冊を探してしまうわたしから見ると信じられないけれど、その真逆なところがいいのかもしれない。話し声で賑わう店内で、5〜6ページぶんのエピソードを読んだ。わたし好みで楽しくて、ふっと笑えるよいものだった。「おもしろい」「でしょう」と感想を伝えて夫に本を返し、「読み終わったら貸すね」との言葉に笑顔で頷いた。

ドーナツも文庫本も、お互いがお互いの好みで選んだものを交換し、感想をシェアしていくことで、夫婦の間にできていくものは何だろう。楽しいも悲しいも、悔しいも嬉しいもシェアして、その感情について話し合って形作られる何かはどんなものだろう。これからが楽しみだな、と思ったお話でした。

 

今日はそんな感じです。
チャオ!

2018年1月のできごと

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新年あけました

  • 本年もよろしくお願いいたします
  • 今年のお正月はおせちなし、雑煮のみで楽に過ごしました

THERMOSの卓上ポット大活躍

サーモス ステンレスポット 1.5L クリアステンレス THV-1500 CS

サーモス ステンレスポット 1.5L クリアステンレス THV-1500 CS

 
  • それまで都度電気ケトルで沸かしていたので思い切って購入
  • 朝、入れたお湯が夕方になってもアツアツなので最高
  • これで白湯を飲んでいると、舌がクリアになる気がします

雪すごかった

  • 1月22日の大雪はすごかったですね。雪が横殴りだった
  • うちもあやうくベランダのエアコン室外機が凍るところでした
  • ペットボトルをスコップの形に切ったものが大活躍

月蝕、見ましたか

  • うちからはちょっとだけ見ました
  • 夫と横並びで「欠けてるねえ〜〜」と言いながら眺める月はなんか良かった
  • ◯年に1度!◯年ぶりの!に弱いので夫婦してミーハーだなと思った

大森靖子ツアーファイナル行ってきました

realsound.jp

  • ギターとピアノの弾き語りであれだけの人数をグッと引きつけるのはすごい
  • 客席に降りてきてお客さんと一緒にリクエスト曲を歌ったり、ゆるくて良かった
  • 次は銀杏ボーイズとのツーマンに行きます

本を読みました

こだま「ここは、おしまいの地」

ここは、おしまいの地

ここは、おしまいの地

 
  • 爪切男「死にたい夜にかぎって」
死にたい夜にかぎって

死にたい夜にかぎって

 
  • どちらも人生への肯定を与えてくれる名著。人の生き様、というのを感じます
  • 並べて売ってほしいと言われているらしいですが確かに一緒に読んだほうがよいです
  • わたしももっと文章がうまくなりたい……

 

わたしの今月はそんな感じでした。あなたの1月はどんな月でしたか。2月もがんばっていきましょう。
今日はそんな感じです。
チャオ!

2017年のできごと

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しばらくブログを書いていなかったので、文章を書くぞ、というまでのハードルが上がってしまった。家にちょうどいい高さの書き物デスクがないとか、こんなこと取り立てて書くこともないかとか、なんだかんだ自分に言い訳をして年末まで来てしまったので、近況メモも含めて今年のできごとを書いてみようと思います。

引っ越した

  • 「りっすん」さまでも書いたのですが、海のそばに越しました。とはいえ都内までは約1時間半程度、通勤もできないこともない、いざとなったらグリーン車で帰ってこれる、みたいな条件が重なって、体力的にちょっときついかな~というとき以外は快適です。
  • 夫のほうが不定期に都内へ出る仕事が多いので、そういうワークスタイルだと合わないかもしれない。これは越してみてわかった誤算なので、思ったより早く都内へ戻るかもしれません。
  • しかしなんだかんだで新しい街はワクワクする。夏が待ち遠しいです。

結婚した

  • しました。
  • 入籍前から半同棲だったのでなんかこうあまり代わり映えはしないのですが、指輪と周りの反応で「あ~、したんだな~」という感じです。お祝いやメッセージ、ありがとうございます。うれしいです。
  • 結婚はやっぱり良くて、何がいいって家に好きな人がいるのがいい。一番の味方で一番の理解者が家にいて、いつでも相談したり愚痴ったり楽しいことを共有したりできるのがいい。一緒に眠ったり起きたりできるのもいいですね。
  • 一人の頃より自炊率がやや上がったので健康に良さそうなのも良い。
  • 末永く仲良くしていきたい。

体調を崩した

  • 今年の後半は体調を崩して散々でした。
  • 健康第一
  • 具合が悪くなったとき支えになってくれたのはやっぱり夫で、付き合うときから結婚を前提にしていたものの、この人と結婚することにしてよかったな〜と実感。
  • 11月前後はとくに体調が悪かったのでお断りしたお仕事などもあり、非常に悔しかった。その節は大変申し訳ありませんでした。
  • いまはだいぶ持ち直しているのでブログや執筆なども再開していきたい。

会社辞めた

  • といってもまだ在籍中ですが年明けからフリーになります。
  • 理由としては所属していた部署が解体になって異動になったり、体調を崩したりといろいろ。ベンチャーばかりの人生で、従業員数千人を超える大企業で働けたのはよい経験になりました。
  • 後半は体調を崩して働きが悪かったのですが、前半のがんばりの賞与評価がすごくよく報われた感があり、満足しての退職です。
  • ありがたいことにフリーのお仕事はいくつかもらえているので、自分のペースに合わせて働いていこうと思います。立ち位置としてはディレクターみたいな感じ。
  • サイトディレクション、業務フロー改善、ライティングとかリライト業務とか、いろいろやってますので興味ありましたらお声掛けください。

「不安は自由のめまい」を知った

  • キルケゴールという人の「不安の概念」だそうです。
  • 会社を辞めるという話をすると「安定が…」とか「会社員のほうが…」と言われるときがあって、自由を求めて自分で決断したとはいえそう言われると不安になる。
  • でも自由を手にしようとするとき不安はつきものなのだ、と思えるだけで、だいぶ気持ちが楽になりました。
  • 安定が欲しいのか?自分の好きに生きたいのか?は常に自問して、今の状況が自分の望むものではないと感じたときにすぐ動けるよう、努力していたい。
  • とはいえ会社員=安定という時代でもないですね。

そんなところかな。
何しろ二度目の結婚は大きな人生の節目でした。さらに不惑を迎えたこともあり、そういう視点での文章をもっと書いていければいいなと思っています。

 

今日はそんな感じです。みなさま、よいお年をお迎えください。

チャオ!

結婚したので指輪を半自作してきた話

結婚しました。ので、結婚指輪を半自作してきました、という話です。

去る11月、良縁をいただき入籍しました。いやーめでたい。ということで結婚指輪について「旦那さまのお給料の三ヶ月分♡」とか言ってられないためいろいろ探していたところ、発見したのが鎌倉・CRAFY。

鎌倉指輪工房Crafy | 結婚指輪・婚約指輪の手作り工房

結婚指輪・婚約指輪『指輪工房CRAFY』 (@crafyinsta) • Instagram photos and videos

鎌倉散策していたときに偶然店頭を通りかかって「ここだ!」とふたりともピンと来た、というだけでほぼ決定、サイトで見てみたら予算も二人で6万円前後〜とお安い。何より自分たちで指輪を作れるというのは、完全見切り発車で手づくりの夫婦生活をスタートした我々にぴったりではないか、ということで予約し、訪問。

大まかな段取りとしては金属(今回はプラチナ)の棒を曲げて溶接し、リングゲージ棒に装着して叩いて固くしつつ、サイズを合わせたら手でゴシゴシと磨いていく、という感じです。

地金をそのまま加工する他にも、ワックスと呼ばれるロウ材を加工して、それを原型として鋳造(鋳型に金属を流し込んで加工してくれる)するパターンもあるそうなのですが、せっかくなので地金をそのまま加工するコースを選びました。こちらのほうがワックスを加工するよりちょっと力や体力が必要、とのことでしたが、個人的には問題なく楽しかった!

過程の写真としてはこれがこうなってこう。

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隙間を溶接してつなげたら、ここからリングゲージ棒に嵌めて叩いてサイズ合わせをし、磨きをかけていきます。

いったん仕上がったのがこちら。

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実際はもっと「裏側に刻印や石を入れよう」とか「表面はツヤ消しにしよう」とか指定したので、そのあたりは自分で加工せず最終仕上げとして職人さんにおまかせ。

時間は地金を加工するのがだいたい3時間、それを預けてから職人さんの仕上げを経て手元に届くまでが約2〜3週間という感じでした。

お店は鎌倉駅ほど近く、線路沿いにありますが店内は静かで、我々が予約した日は平日だったこともあり1組のみ。じっくりお店の方にアテンドしてもらい、何ら不安なく終えられて楽しい1日となりました。

かかった費用はふたりで10万円程度。結婚指輪としてはかなり安価な割に満足度が高く、大切にしようと思います。宝石のクオリティや指輪のブランドにこだわりがない、という方にはよいのではないでしょうか。何より一緒に工作することで、お互いの今まで知らなかった面を見られたりして、いい思い出になったのがうれしかった。

ということで新拠点で新しい生活を楽しくスタートしています、というお話でした。

今日はそんな感じです。
チャオ!

人生のSeason2

「りっすん」さまに寄稿しました!

www.e-aidem.com

今回は仕事や若い世代へ向けたアドバイスというより、プライベートよりなものを書いてみませんか、と言われて悩んだ結果こういう感じになりました。メンヘラ臭がするなどと言われていますが実際そうなんだから仕方がない。

で、Netflixやhuluなどでドラマを観ていると、シリーズごとにSeason、がありますよね。Seasonで大テーマがあり、Season1から2に移るときに何かは解決しているけど未解決の問題も抱えつつ新しい展開に進む……みたいな感じで、人生にもSeasonがあるとしたら、わたしは今まさにSeason2が始まったところだよなあ、と思ったので、そんなことを書かせてもらいました。

 

今までと違い、過去ではなく現在進行中のことなので、公開するのがちょっと怖いなと思わないこともなかったのですが、書いてみました。これを書けたのは完全に編集さんを信じていたからなので、本当にありがたいなと思っています。読んでくれた人からの感想もありがたく拝読しています。同世代に肯定的に読んでもらえると、ことさらうれしい。

 

という感じで寄稿のほうも引き続きやっていければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。ちなみに新居は海と空がきれいで最高です。

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今日はそんな感じです。

チャオ!

人生の使い方、主従を間違えてはいけないという話

ひさしぶりにお仕事テクニック系の寄稿をしました。

kurashigoto.me

で、書いていて思ったんですけれども、こういう「時短テクニック」みたいなものを使って仕事を早く終わらせたり生産性を上げた先にいったい何があるのか、ということ。こういう記事ではあまりそこまで話を広げて書けないので、ここで書いてみようと思うのですが、あくまでこういった「生産性向上のスキル」というのは、自分の価値を上げ、自分のための時間を捻出するために必要だと思うのです。

 

もうちょっと説明すると、生産性向上つまりは全員に等しく与えられた「定時」というルールの中で、他の人より生産性が高かったり、雑用やルーティンワークにかかずらう時間を圧縮し、より価値の高い仕事へ割く時間を増やせるかどうかが重要で、会社のために生産性を上げるわけではない、という考え方です。「生産性を上げれば会社のためになる=自分の価値が上がる=より好きなように仕事をやれたり、より多くのお金がもらえる」という単純な発想ではあるのですが、会社の構成員である以上、会社への貢献度=好きにやれる度に近くなると思うし、わたしもそうしてきた実感があるので。

 

で、これって会社員以外にも共通すると思うんですけれども、スケジュールを適切に運用して質の高い仕事をする、というのはフリーランスでも同じで、「定時」が「納期」に変わるだけだと思うんですね。なので、仕事や時間に追われて消耗するよりは、うまく時間をコントロールするテクニックを身につけて、自分主体で人生を使っていこう、そのために工夫していることをお伝えしますね、というスタンスでわたしはお仕事系記事を書いています。

 

というのもわたし自身が過去、主従を間違えていて、会社やチームのためにがんばれば、きっと喜ばれる!みたいな感じで働いていたんですけれども、あるとき「なんか違うな」と思ったんです。「仕事をがんばる」というざっくりした目標では会社やお客さんは喜ばなくて、「期限通りに仕事を上げる」「その中で他の人に比べて選んでもらえるようにより質を上げる」ということ、つまり結果でしか評価されないというシンプルな決まりに気付いたんですよね。書いてて恥ずかしいんですけれども。(で、働き方を変えたら視界が変わって、仕事をうまくやるルールが見えてきた、そういう感じだったので、書いていることにはわりと自省も多く含まれています)

 

仕事をがんばるのは会社のためではなく自分のためで、それを混同しないようにがんばりましょうね、というお話でした。

今日はそんな感じです。
チャオ!