インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

人見知りであってもあなた自身のよさが損なわれることはない

読みました。

hiko1985.hatenablog.com

で、これに関連しそうなことを以前書いていて、今回、もう一度書いておこうと思った。

人間の在りように善も悪もないよ - インターネットの備忘録

言いたいことは2つあって、ヒコさんとほぼ同じなのですが、

  • 人見知りであってもあなた自身のよさが損なわれることはない
  • 努力で変われた人の言葉は素晴らしいけどそれがすべてではない

です。

わたしは基本的に外交的なほうだとは思いますが、人見知りな部分もあって、ある一定のラインまでしか他人と関わることができません。でもそうすると仕事をしたり生きていく上で不利な事が多いので、意志の力でそこを突破しているフシがあります。もちろんそのためのテクニックを学んできたし、訓練もしてきた自負がある。

なので感覚としては「まあやればできるもんだな」くらいなのですが、これはあくまでわたしの感覚であり、誰もが同じように「意志の力で人見知りのハードルを突破できる」と主張するのは、傲慢でしかないと思うのです。そして星野源さんのように「嫌われてもいいや」と思えるレベルに到達するのって、人の目にさらされるエンターテイナーというご職業を生き抜く上での処世術的な部分があるわけで、我々のような市井の人々にとっては、かなり難しい。というか、そのレベルに精神を持っていくのと引き換えに得られる何かが、あまりにも少ないと思うのです。だって「嫌われてもいいや」なんて、なかなか思えないですよ。もちろん全員に愛されたり好かれたりすることが難しいなんてことはよくよく承知はしていますが、それと「嫌われてもいい」の境地に達することはまた別の話。

名も無き私たちは、誰かと繋がらん為に、その魅力を何とか相手に伝えようといつだって必死なのだ。その必死さの中で、嫌われたくがないゆえに「すいません、人見知りなんで」という言葉を使う機会もあるだろう。そういった”必死さ”は絶対にチャーミングで、誰かの心を捉えるはず。安心して、みっともなくもがけばいいと思う。

にまさに共感で、「すいません、人見知りなんで」という人が発している「あなたのせいではないんです」という心配りを、受け取れる人間でいたいなと思ったのでした。

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あとは蛇足なのですが、

スーザン・ケイン 「内向的な人が秘めている力」 | TED Talk Subtitles and Transcript | TED.com

を紹介すると「内向的かつ『秘めている力』がない人間だっている」という意見をもらうことがあるのですが、まったく同感で、秘めている力とか、内向的だからこそ発揮できるスゴイ才能とか、そんなのは「あったらいいね」くらいのもので、ないからなんだっていうんだ、と思っています。

ちょっと話がそれますが、ヤマシタトモコさんの漫画で『不呪(のろわれず)姫と檻の塔』という読み切りがあります。(この単行本に収録されてます)

あらすじはこんな感じ

16歳になると“呪われる”「出生時呪印制度」が導入された世界。
受けた呪(スペル)を克服することで一人前の大人になるという時代において、1人だけどうしても呪いがかからなかった少女・古賀差保子。
クラスメイトなどから陰湿なイジメに遭いながら自分だけが呪われない意味を考え続ける差保子だったが……。

ヤマシタトモコのファンタジー読み切り『不呪姫と檻の塔』、102ページの特大ボリュームで本日発売のアフタヌーン9月号に掲載! - アフタヌーン公式サイト - モアイ

この作品の設定では、出生時にかけられた「呪い」が強く、呪いを克服する過程が過酷なほど将来が有望である、という前提になっており、その前提についての疑問がサブストーリーとして進んでいきます。この作品の主人公には呪いがかかっておらず、そのせいでいじめられる彼女は「自分には意味があるのだろうか?」と悩み続けるのですが、物語のラストで、彼女はある人から「大丈夫。生命に意味なんてないよ。」という言葉を与えられるのです。

わたしも生命そのものに意味はなく、ただ「どうやって生きていくか」に意味や可愛らしさがある、と思っています。そしてこの物語が伝えるように、困難がある=才能があるというのは、あまり意味がない紐付け方です。困難があるから、人より違ったところがあるから、だから優秀なんだ、素晴らしいんだ、という言説は、パッと見とても美しいロジックのようですが、それをイコールにしてしまうのは、正確ではないと思うのです。

 

あなたが生きている、ただそれだけで素晴らしいし、わたしたちは、ただ生きていさえすればいいのだと思います。

「あなたはただ存在するだけで素晴らしい」 - インターネットの備忘録

「私たちは、生きていさえすればいいのよ」 - インターネットの備忘録

なんか最後がとっちらかっちゃったけど、今日はそんな感じです。
チャオ!

2017年第18週の日記

2017年第18週の日記です。
連休を満喫した1週間。お天気にも恵まれ、雨だった日の記憶が……ないような……。連休中は、やたら銭湯と公園に行きました。ひところサウナにハマっていたのですが、最近はどうも気分が違ってきていて、熱いお湯につかって汗を出し、冷たい水風呂を楽しむ温冷交代浴のほうが好きなようです。でもサウナもいいよね!

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それでは今週の日記です。

20170501

前日、家に帰ってきたあとなぜか深酒してしまい寝坊。二度寝三度寝を繰り返し、やっと身体を起こしたのは午後も遅めで、このまま今日も終わりかな〜と見せかけて、映画の日を逃すまいと出かけることにしました。明日、井の頭公園で『パークス・イン・ザ・パーク』というお芝居を見るので、前提知識として映画『PARKS』を。

www.parks100.jp

感想は割愛しますが、やるせない気持ちで中華料理屋にかけ込みたくさん食べて、歌舞伎町を散歩して帰宅。

20170502

からりと晴れたいいお天気。お昼には吉祥寺駅へ到着し、お昼を食べ、アイスを食べ、インターネットでは把握できないお店の開店情報に翻弄されました。連休中の飲食店、挙動を把握するのは無理だ!と判断し、最終的には井の頭公園でレジャーシートを広げてごろんとして空を眺めたりシャボン玉で遊んだり、日焼けを気にせず遊びました。お芝居『パークス・イン・ザ・パーク』はほんわか優しいお芝居で、公園というロケーションを最大限満喫するためのコンテンツだったと感じました。

www.boid-s.com

その後は居酒屋へ移動したくさん飲んでワイワイしゃべって、記憶もあやふやなまま帰宅。楽しかったな〜〜〜。

20170503

前日あまりにも飲みすぎたので寝坊。またかよ。でも連休を無駄にしたくないのだ……!という強い決意のもと、銭湯神ことヨッピーさんおすすめの武蔵小山「清水湯」へ行きました。

travel.spot-app.jp

きれいだし2種類の天然温泉だし肌もツルツルになったので良いのですが、いかんせん混んでいた……。男湯も同様の混み具合だったようで、帰りがけ、散歩しながら恋人とワイワイ感想を述べあって帰宅しました。銭湯歴が浅い恋人にも好みが出てきたのが面白かった。この日はもう銭湯だけでいいかな、と思ったのでたっぷり散歩をして、途中で見つけた雑貨屋で新しいお皿を買ったりコーヒースタンドに寄ったりして帰宅。晩ごはんにナンプラーを使ったエスニック風の塩焼きそばを作って食べました。

20170504

この日もまたよいお天気。のんびり家で過ごしたあと新宿へ。地下のライブハウスでライブを観たあと地上へ出たらまだ明るくて、食べたい欲が高まっていたのでとんかつを食べに行きました。

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美味しいとんかつを食べるにはひとり2千円〜3千円は覚悟すべしがモットーですが、この日もだいたい2千円前後で満足のいくとんかつにたどり着けました。おいしかったな……。また行きたい。

連日の遊び過ぎでやや疲れが残っていたので早々に帰宅し、借りてきたDVDを観たりうとうとして、夜食に豆腐チャンプル。キッチンペーパーを切らしていたので豆腐の水切りができず、仕方なく大きめのさいの目に切った豆腐を多めの油でしっかり焼いたら好評でした。怪我の功名だ!

20170505

こどもの日なので起床昼食後いそいそと銭湯へ。菖蒲湯です。先日の『清水湯』は夕方のピークタイムに当たってしまったので今回は早めに。さんさんと日差し降り注ぐ中を散歩しながら銭湯へ向かいました。壁のペンキ絵も独特の浴場で、水風呂が残念な感じ……!

しかしロビーにガラス瓶のラムネがあり、一勝一敗。銭湯の近くにあった和菓子屋さんでおまんじゅうを買って、少し歩いて公園を散歩しました。しかしこの連休中、旅行もせずにわたしたち銭湯と公園へ行ってばかりだね、と言って笑って帰宅。

20170506

やや湿度のある日。晴れてはいましたが夕方から雨かも、という予報だったので、折りたたみ傘を持って出かけて、日比谷公園へ。日比谷野外音楽堂でMATSURI SESSION、ZAZEN BOYS向井秀徳吉田一郎、LEO IMAIです。

ZAZEN BOYS初夏の野音でマツリセッション - 音楽ナタリー

開場前に日比谷公園内の松本楼でカレーを食べて白ワインを1杯、肩慣らしは万全といった感じでいざ会場へ。新緑の匂いを感じる野外で音楽を聞き、暮れていく空を眺め、月明かりで青く浮かぶ自分の手のひらを見つめる最高の夜でした。あまりに最高すぎて日比谷あたりをはちゃめちゃに散歩し、缶ビールを空け、人気のないビル前の広場で寝っ転がって恋人と見上げた夜空は一生忘れないだろうな、と思いました。

20170507

前日はしゃぎすぎたもののなんとか起床しシャワーを浴びて、今日は赤坂へ。赤坂ACTシアターで人生初の『志の輔らくご』です。

志の輔らくごウェブサイト

思ったより早く着いたのでお昼に食べたかったシンガポールチキンライス、コーヒーを買って少し散歩をして、いざ公演へ。仮名手本忠臣蔵を丁寧に解説してくれる前半と、落語『中村仲蔵』の後半。初心者向けでとても分かりやすく、どうやったら落語を楽しんでもらえるかを考えているのが伝わってきて、プロデューサー気質なのだなあと思いました。落語も素晴らしく、終盤で思わず涙。余韻に浸りながら日枝神社まで少し散歩をして帰宅。夕食は白身魚の香味ソースと、キャベツのゆかり和え、新玉ねぎのおかかサラダ、みょうがと油揚げの炊き込みごはん。連休最後なのでしっかりめに晩ごはんを作って名残を惜しみました。楽しかった大型連休、アンコールしたい!

2017年の第18週は、そんな感じでした。
チャオ!

2017年第17週の日記

2017年第17週の日記です。
大型連休にうつつを抜かしたので2週連続しての更新です。この週はもう連休のことしか考えていなくて、早く休みたくてそのために仕事をがんばったようなところがありました。そしてずっと楽しみにしていたピクニックは本当に楽しくて、みんなでよく笑いよく遊んだ日でした。かわいいレジャーシートを買ったので、今年はたくさんピクニックするぞ〜〜〜。

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それでは今週の日記です。

20170424

風は涼しく空気は乾いていて、新緑の季節という気候。家の近所のTSUTAYAにコミックレンタルがあるということを知ったので試しに借りてきたところ、大変便利だなと感動しました。とはいえあまり豊かなラインナップというわけでもなかったので、有名どころで、ずっと気になっていた「ゴールデンカムイ」の続きと、「きょうは会社休みます」を途中まで。久しぶりに漫画を一気読みしたので目が……。

20170425

お給料日でしたが平穏に帰宅。例のドラマを観てヤキモキして、そのまま「デリバリーお姉さん NEO」を視聴。

デリバリーお姉さんNEO |デジタル3ch テレビ神奈川

ロロの三浦直之さん脚本とのこと。とても、というか過剰にリリカルで観ていて照れましたが、引き続き視聴予定。今年は演劇に縁のある一年になりそうです。

20170426

早めに会社を出て、町おこしのはしご酒イベントへ。チケット制で、そのチケット用の特別メニューがあるお店をめぐる企画でしたが、お店がてんやわんやでオーダー遅れがあったり行き違いがあったりとなかなか興味深い。でも普段気になっててなかなかは入れなかったお店にチャレンジできるきっかけになるのでよい企画だな!と思います。二軒目に寄ったお店の油が合わなかったらしく体調を崩しグダグダで帰宅。前も串カツで具合を悪くしたので、油が鬼門なのかも……気をつけよう。

20170427

むちゃくちゃにあたたかく天気の良い日で一刻も早く帰りたい気分になった日。明日から前倒し大型連休のため、諸々前倒しで仕事。帰りにファストフードで原稿を片付け、気持ちよくお休みへ突入しました。
Thundercatのライブへ行っていた恋人が大変楽しそうに報告をしてくれて、うれしいやら羨ましいやら……。

Drunk

Drunk

 

でも連休中にたくさんお楽しみがあるので、いいのだ!

20170428

本日から10連休!
初日滑り出しとしては最高のお天気で、午前中家事を片付けたあとお出かけ。気温もかなり高くて暑かった。昼下がりのお蕎麦やさんでビールと卵とじ蕎麦、散歩してスーパーへ寄って帰って晩ごはんを作り、明日のピクニックに備えていくつかお料理。ブロッコリーのゆかり和え、スペイン風オムレツ、プチトマトのマリネ。
楽しい連休のはじまりです!

20170429

代々木公園でピクニックの日。午前中のうちに集合し、買い出し組と場所取り組でワイワイとしました。お天気もよく日陰に陣取ったのでやや涼しいくらいで快適でした。ブルーシート以外のレジャーシートがあったら持ってきてください!と呼びかけたのが功を奏し、みんなが持ち寄った小さい(2人用)けれど可愛らしいシートが寄り集まって、パッチワークみたいできれいだった。そのパッチワークのようにいろんな人が集まってくれて、総勢20人くらいかな。途中、通り雨が降ったのですがみんな大笑いしながら片付けた様子がすごくよくて、ああ〜なんかこういうの、いいなあ〜〜と思いました。たくさん楽しくて、最高の1日でした!またやります!

20170430

前日の二日酔いを引きずりつつ起床。中目黒のほうへ散歩しようと決意したのち、まずは銭湯へ。中目黒の「大黒湯」です。木桶があって昔ながらの建物で、お湯が熱めで、とてもよかった。恋人が先に出て店先で待っていたのに気付いた番台のおじさんが「彼氏、1時間も前からあそこで待ってるよ」と冗談を言ってくれたり、ほのぼのしました。この近くにある「寿湯」も気になっていたので、また行きたい。熱いお風呂の後の散歩は身体がさらさらで気持ちいいので、これはハマるな……という予感です。

2017年の第17週は、そんな感じでした。
チャオ!

人生はドッキリか?/悪い芝居「罠々」観てきた

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2017年4月21日と24日、東京芸術劇場にて。

昨年秋の悪い芝居リインカーネーション「春よ行くな、」以来、本公演は、「メロメロたち」ぶりです。


悪い芝居新作本公演vol.19『罠々』トレーラー第一弾 ~邂逅~


悪い芝居新作本公演vol.19『罠々』 トレーラー第二弾 〜線引〜


悪い芝居新作本公演vol.19『罠々』トレーラー第三弾 ~視線の向こう~

悪い芝居vol.19『罠々』 - 特設サイト

今回の主人公は、自分の人生がうまくいかないのは、罠にはめられているからだ、と言う。仕事がうまくいかず、婚約者にも振られ、明日の朝、電車に飛び込んで死のうと決めた前夜、新宿でしたたかに酔って出会った女に「わたしたちは神様の罠にはめられているの」と言われ復讐を決意する。そして地元に帰ってきた主人公は幼なじみと再会し……。というのがメインのあらすじ(たぶん)で、そこに不発のYouTuberと、彼が見つけてYouTuberに仕立てようとしている孤児の女の子、鳴かず飛ばずのお笑い芸人と元相方の話、がサブストーリーとして展開し、絡み合っていく。

主人公である羽尾朝彦(ハネオ)は、幼なじみとの記憶を忘れている。結婚したばかりの道草蕾(ツボミ)は、初めて付き合った相手であり地元を捨てたハネオのことを愛憎入り混じって素直に受け入れることができない。彼ら2人といつもつるんでいた壺見求一郎(キュウイチロウ)は、17年ぶりに再会した親友・ハネオの妄想ともとれる言い分を、なんとか信じようとする。

全員がすれ違ってて一方通行で、双方がガチッと手と手を取り合っているという人たちが出てこない。だからといって全員がそっぽを向いているわけではなく、懸命に誰かや何かを追い求めているのに、それが叶うことはない。明るくてドタバタして、なんだかバカバカしいのに、とてもさみしく、とてもこわい物語でした。

気になったのは

  • 「神」とは何なのか?
  • 「罠」とは何なのか?
  • 「カメラ」とは何だったのか?
  • 気が狂っていたのは誰だったのか?
  • 真実を知ることは、本当に幸せなのか?

あたり。

今回の登場人物であるYouTuberや、人生なにもかもうまくいかないからと復讐をしに地元に帰ってきた主人公を見ていると「将来、誰でも15分は世界的な有名人になれるだろう。」というアンディ・ウォーホルの言葉を思い出しました。インターネットや自分を発信するプラットフォームの拡張で、誰しもが一瞬だけ有名人になれる可能性がある現代ですが、でもそれはたった15分だけで、そしてその15分のために、劇中で何度も繰り返し出て来る「白い線から落ちてしまう」ように、人生がだめになってしまうこともあるわけです。それは「有名人になるためのたった15分」だけではなく、「たった一瞬のために自分の人生を棒に振る」という意味では、「自分の恨みを晴らす」も同じなのだろうと思いました。

「人生はドッキリだ」「隠しカメラの存在に気付いてしまったら、人生お蔵入りや」など、今回もキャッチーでドキッとする台詞が多く、誰もが発信者(配信者)になれると同時に、幾百の人の人生の傍観者・目撃者になることもできる環境で、わたしたちは何を信じ、何を疑えばいいのか、という疑問と、そしてその疑問を放置しておいたら、いつか大変なことになってしまうのでは、という不安、なんだか大きな時限爆弾を手渡された気分です。

21日のアフタートークで山崎彬さんが「バンドはもう飽きてしまった」と言っていて、お芝居とバンドが融合している悪い芝居が好きでそれしか知らなかったわたしはややショックを受けたのですが、今後も追いかけたいと思いました。

しかし今回は難しかった……。ただその分、観終えたあとの感想がとりとめもなく連想されていくので、脳みそのいろんな部分を刺激された体験でした。楽しかったです。次の公演も楽しみ。

悪い芝居 Official Site

今日はそんな感じです。
チャオ!

2017年第16週の日記

2017年第16週の日記です。

今週は雨の日と曇りの日が多かったように思います。桜はすっかり散り新緑の季節という感じ。たまに寒い日もまだあったりしますが、お散歩が捗る季節になりました。オーバーヒートした頭を冷ますのに夜の散歩はうってつけで、また新しいスニーカーが欲しくなったり。あとクリームソーダの作り方の記事に影響されてまんまとメロンシロップを買ったので、日々の小さなお楽しみがたくさんある夏になりそうです。

それでは今週の日記です。

20170417

風は暖かく日差しは眩しく、春らしい日でした。普段話さない人とよく話した日でした。面白かった。いろんなことを考えました。今日は特に会社の規模、ということについて考えていて、大きな組織というのはそれに伴う社会的責任も大きいですが、同じだけ影響力も持てる、やろうと思えばルールから変えようとすることだってできる、ということを改めて実感し、面白さを感じたりしました。社会に出て10数年、ますます面白くなってきて、やっぱり働くのは、楽しい!

20170418

嵐で電車が止まるかもー!という前情報とは裏腹に、朝から晴れて暑く、まるで夏のような日でした。

そんな中、「冷凍都市でも死なない」というサイトを見つけて、いっぺんで大好きになりました。
冷凍都市でも死なない
生き方を変えよう、新しいライフスタイルを生きよう、という流れは素敵だなあと思うのですが、そんな大きな変化はわたしには無理だなあと思ってなかなか乗っかれずにところへ、この「死なない」というバランス感覚、ピタッと収まった気分です。いいサイトとの出会いは人生が豊かになるし、とても、うれしい!

20170419

夜、同僚と飲みに行こうという話になり、早めに会社を出てワイワイと飲んでいたのですが、22時ごろ帰ろうとしたところ「電車はまだあるだろ!なくてもタクシー代出すし!」と引き止められ、久しぶりに「あ、会社員めんどくさ」となった日でした。
とはいえ「じっくり腰を据えて話してみたい」という気持ちはありがたく、後半は眠気と戦いながらの会合となりました。こういうウェットなコミュニケーションは久しぶりなので、新鮮……でも半年に1回あるかないかくらいがいいな……。

20170420

前日はタクシーで帰宅、床についたのが3時前という寝不足最高潮のため午前中から頭がグラグラ。とはいえ夜はずっと楽しみにしていた予定があったので、心を鬼にして仕事をやっつけ、早々に会社を出てお店へ。
ずっと会いたくて大好きな人たちと、好きなお店でおいしい焼肉を食べ、とりとめもない話をし、よく笑い、共感し、なんというか、フィットした感じで楽しく時間を過ごせたな!と思いました。「日常の中でもみんな褒め合うほうが、世界が素敵になるよね」という話題に心の底から同意したので、わたしももっと褒めていくぞ〜〜〜。そしてまた集まりたいぞ〜〜〜。

20170421

うっすら曇り、やや湿度の高い日。朝から重要な会議や発表があって人が慌ただしく、わたしも朝、家を出る前から戦争のような慌ただしさでした。慌てて家を出て仕事へ、仕事を終えて池袋、東京芸術劇場にて悪い芝居「罠々」を観劇に。

悪い芝居vol.19『罠々』 - 特設サイト

千秋楽のチケットも確保済みでしたが、その前に一度観ておきたいと思って向かったのでした。感想は改めて。
観終えて頭の中がグシャグシャのまま恋人と待ち合わせて、まっすぐ帰りたくなくて、缶ビールを買って夜の散歩へ。休憩兼ねて閉店直前の安居酒屋へ入り、TSUTAYAへ寄ってDVDを借り、またのんびり歩いて帰宅、というもりだくさんの金曜日。

20170422

この日はお楽しみがあって、それは受け取っておいたメロンシロップを使った、クリームソーダ。前日スーパーへ寄って買っておいた材料でホットケーキを焼き、クリームソーダを作って一緒に食べるというイベントを執り行いました。シロップはとてもおいしくて、ちゃんと「あのメロンソーダ」の味になったので、思わず感動。

キャプテン メロン 600ml

キャプテン メロン 600ml

 

その後すこしうとうとお昼寝をして、小雨の中、恵比寿LIQUIDROOMへ。神聖かまってちゃん大森靖子さんのツーマンライブです。かまってちゃんのライブは初めてで、思ったよりロックンロールだったし思ったより煽ってくるしで、楽しかった!この日の大森靖子さんはバンド編成で、いつになく完成度が高くシンプルにカッコいい音楽を鳴らしてくれていました。
そして帰り、わたしが東京で一番好きな中華料理屋であるところの「ちょろり」へ寄って遅い夕食。帰って来てまだもう少し起きていたかったので、借りてきていた「永い言い訳」を観て就寝。好きなもの尽くしの1日でした!

永い言い訳

永い言い訳

 

20170423

朝寝坊をなんとか回避して家を飛び出し池袋の東京芸術劇場へ再度。悪い芝居「罠々」2回目の観劇。今回は最前列で、見上げる形になったので首が疲れた……でも目の前で人間がエネルギーを爆発させている様子はとても素晴らしく、まだ明るい池袋の街を散歩して焼肉を食べました。「罠々」の感想はまだ固まらないけど、誰でも神様になれる時代、自分は何を信じるのか、騙されていることに気付けたのは本当に幸せなのか、信じるとは、みたいなことを考えました。
そのあとは早めに帰宅して家でごろごろしようと思っていたところしばらく観そびれていた「バチェラージャパン」の配信がだいぶ進んでいたので、恋人とああだこうだ言いながら鑑賞。 

まさかのラストエピソードが未配信で、いいところなのにギャーッ!となったものの、過去の女性たちが並んで雛壇トークするスペシャル企画をたいへん堪能し、「過去エピソードをコツコツ観てきたごほうびみたいだね」とおおいに楽しみました。そのあとは小沢健二が出るLOVE MUSICを観て就寝という、もりだくさんの日曜。今週も楽しく善く生きました!

 

2017年の第16週は、そんな感じでした。

チャオ!

3年間の集大成が、Kindle本になりました

3年前、わたしは何も連載も持たないただの会社員で、書いたものがたまーにはてブに入る程度の、単なるブロガーでした。そこへ声をかけてもらい、3年間、どんなに忙しくても書き続けてきた集大成が、このたび、なんと4冊のKindle本になりました!

信じられないような、本当の話です。

cybozushiki.cybozu.co.jp

ブロガーズ・コラムとは、ブロガーの桐谷ヨウさん、朽木誠一郎さん、はせおやさいさん、日野瑛太郎さんによる、「チームワークや働き方に関するコラム」のことです。国内大手メーカーから外資コンサルティング、ネットベンチャー、大手IT企業、メディア運営企業、そして複業、フリーランス。さまざまなキャリアを歩まれている4人の方々に、ご自身の経験談などを交えながら、仕事に対する考え方を書いていただいています。

という感じで、2014年の4月にスタートしたこの連載も、めでたく3周年。書き続けた記事は、4人で合計100本を超えました。

 

サイボウズ式はかなり懐の深いメディアなので、「こんなことについて書けますか?」という相談や提案はあっても、企画を押し付けられることは、一切ありませんでした。

そしてわたしから「こういうことを書きたいんです!」と提案すると、積極的に採用してくれるため、コラムのテーマやターゲットは、新入社員向け、リーダー向け、ビジネスパーソンへのアドバイスや、チームワークとは何か、など多岐に渡りました。

逆に多岐に渡りすぎて、様々なターゲット向けのコラムがまとまってしまっていて、うまく分類できたらいいね、と悩んでいたところ、それらのコラムをサイボウズ式編集部の明石さんが丁寧に分類してくれたものが、今回の4冊です。

明石さんは、わたしたちにとってサイボウズ式の担当編集さんであると同時に、一番最初の読者さんで、原稿を出したあと、彼女から返ってくるフィードバックをいつも楽しみにしています。もちろん企画出しから、出した原稿を厳しく校正・校閲もしてくれる、頼もしいパートナーでもあります。

そして表紙イラストは新たに描き下ろしてもらっています。わたしの髪型が変わっていたり、朽木さんがやや痩せていたり、そういう細かい部分も拾ってくれるのは、おなじみのイラスト担当、エイコさん

エイコさんはコラムの初稿原稿を読んでからイラストのラフを上げてくれるのですが、いつも「こんなところまで読んでくれたんだ!」と思えるほど、丁寧にこちらの意図を汲んでくれる、最高のパートナーです。

 

オンライン、オフライン問わずやりとりをしているとき、わたしは「このサイボウズ式ブロガーズ・コラムそのものが、よいチームの体現だな」と思うのです。全員が違う出自で、違うスタンスで、キャラクターもバラバラ。でも共通の理想と美学があって、お互いのズレや相違を認めあった上で前向きな意見を交換し、新しいアイデアを気兼ねなく起案することができる。

わたしたちは同じ会社に所属しているわけではないので「同僚」ではないですし、端的に言えば編集者とライター、というだけの関係ですが、実感としては「パートナー」というか「同志」というか、そういう距離感が近い。本当によいチームだと思っています。

会社員という肩書のままこの連載を続けることで、わたし自身も成長してきました。そしてその過程で学んだり考えたことを、この連載を通じてみなさんに伝えることで、よりよい働き方、生き方の一例を提示することができたらよいな、と思っています。

読んだらぜひ感想を聞かせてくださいね!

今日はそんな感じです。
チャオ!

 

2017年第15週の日記

2017年第15週の日記です。

気温の上昇に伴い気持ちも浮かれ、身体も頭もなんだかポワンとした一週間でした。春のせいなのか、やたら眠い……。お花見シーズンも終わりかけ、だいぶ葉桜になりましたね。ここからはピクニックだ!と浮かれております。

それでは今週の日記です。

20170410

月曜、薄曇りで暖かい日。所用があり会社をフレックス退社したので、夕方の街を歩き、本屋さんでお料理の本をたっぷり物色して、たいへん満足。

恋人が家の鍵をなくしたので、次はなくさないようかわいいキーホルダーを探しているのですが、みんなおうちの鍵って何につけているんでしょうか……そしてメンズのキーホルダーって、なぜあんな「革のバンドにシルバーの輪っかがついている」タイプが多いのでしょうか……。探し方が足りないのかな。キーホルダー、わたしは長年、「キル・ビル」のプロップレプリカであるこちらを愛用しています。

プッシーワゴンキーホルダー、キルビル、レディーガガ | ビンセントベガ

20170411

急に肌寒くなり雨の1日。花散らしの雨になりましたね。風邪を引かないよう注意しなけりゃいけません。気圧の急降下に伴い体調も急激に悪化したので早めに帰り、湯たんぽを仕込んで早寝しました。身体の不調に弱くなったなあ、と思うのと、昔は「この程度なら」と無理をおしていたけど、自分の身体を優先するようになれたのだなあ、という感慨と、両方を感じています。

あと宮益坂で、取り壊し中のビルの横を通ったらその隙間から突風が吹いてきて、傘に引きずられて車道に転げ出そうになったので、本当に怖かったです。ビルの隙間ってあんなに強い風が吹くんですね……気をつけましょう。

20170412

日中はコートいらずの陽気でしたが、夕方以降急に冷え込み、夜は雨までぱらつきました。寒かった~。また新しいアシスタントの方が来られたのですが、スパッと業務に入ってもらい、予想以上に順調でうれしい。

夜は友人の結婚祝いのサプライズに駆け付け、15分だけ仲良しが集まって彼女を驚かせクラッカーでおめでとうとプレゼントのシャンパンで乾杯をして、残れる人以外は解散!という爽快な会合でした。みんな忙しいのに、15分だけというピンポイントでよく集まったなあ。いい会でした。

20170413

穏やかに晴れて暖かな日。なぜかポコッと余裕ができたので、資料やファイルの整理をしつつ、マストドンの登録とお試しに時間を使った日でした。新しいサービスは、何でも楽しい……。新しさゆえの不安定さも含めて楽しいですね。夜も早めに帰れたので、家でのんびり過ごして就寝。早くこのペースを取り戻したい!

20170414

気温がぐっと上がって、やや暑さすら感じた日でした。朝からポカポカだったので気分が上がってしまい、会社を早々に退社したあと恋人と待ち合わせてスーパーへ。あれこれ買い込んで、翌日のお弁当作りも含めてお料理に着手したのでした。

あさりと菜の花の酒蒸しを作ろうと思ってあさイチで見た砂抜き方法を試したところうまくいって最高でした。前に流行った「50度洗い」ってやつなのですが、本当に5分で砂抜きが終わるのがすごい……。酒蒸しはおいしくできました。

5分で砂抜き!旬のあさりを味わいつくす|NHKあさイチ

あとは夜中までダラダラと、恋人と立ったまま台所でビールを飲みながらお料理をして、だいぶよい気持ちになって就寝。

20170415

春らしく晴れた土曜日。朝、起きてからお弁当のための卵焼きを焼いて、仕事の用事を済ませる恋人を見送ってからお弁当箱に詰め、いざ出発。当初の目的地だった新宿御苑は大混雑ということで急遽行き先を変更して、四谷三丁目の消防博物館へ。

東京消防庁<防災館・博物館><消防博物館>

展望フロアの休憩スペースでお弁当を食べて、のんびり全館を満喫しました。楽しかった……

夜は平野監督のオンラインサロンオフ会へ遊びに行って、いろいろな話を伺ってきました。みなさんお酒が強くよく飲まれていたので釣られて酔った~~。そのせいで帰ってきてから即寝してしまいましたが、寝ている間に恋人がスッ……とお弁当箱を洗っていてくれたので、感動しました。

20170416

せっかくの日曜にも関わらず、疲れなのか二日酔いなのかおふとんの中でだらけて日曜天国を聞く朝。遅めの朝ごはん兼お昼ごはんに、ひじき煮の入った卵焼きと、油揚げと小松菜のおみそ汁を作って白いごはんと食べたものの、力尽きて再びお昼寝。ぐずぐずした後、銭湯へ向かいました。初めてのところだったのですが、ぼちぼち。でもサウナが無かったのは惜しかったな。

帰りにスペイン料理屋さんに寄って予想外にたくさん食べ、TSUTAYAへ寄って帰宅。Netflix四畳半神話大系2話ほど観て就寝。滑り出しがだらっとしてしまいましたが、銭湯でのんびりできたので、よい日曜でした。

 

2017年の第15週は、そんな感じでした。

チャオ!